この記事ではドイツ・ベルリンの7月の気候や服装で注意するべき点について、2018年と19年の情報をもとに解説します。
その他の月のベルリンの天気、気温、服装については、以下のリンクをご参照ください。
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ドイツ・ベルリンの7月の天気:気温
ベルリンも含めてヨーロッパでは6月から8月にかけて突然猛暑になることがあります。
2019年のヨーロッパは、6月下旬にフランスで観測史上最高気温を記録するなど、熱波に見舞われました。ベルリンも中心部テンペルホーフの気象台で6月26日に37.5度を記録しています。
水分の補給を意識して行い、室内の気温が上がりすぎないようにするなどの暑さへの対策が不可欠です。
ドイツ・ベルリンの7月の気温:2018年の記録は?
2018年7月のベルリン・テンペルホーフ気象台が記録した気温をあげます。参考リンク
- 最低気温平均15.9度
- 最高気温平均28.0度
- 2018年7月の最高気温36.1度
2018年も35度を超えた日があったことから、ベルリンも7月に35度を超える日があることがわかります。
ドイツ・ベルリンの7月の気温:東京との違い
比較のために2019年7月に気象庁が観測した東京都の気温をあげます。
- 日最低気温平均:21.6度
- 日平均気温平均:24.1度
- 日最高気温平均:27.5度
ドイツ・ベルリンの最高気温は東京と同じくらい、最低気温は6度近く低いことがある一方で、最高気温は東京よりも高いときがあります。つまり東京の7月よりも寒暖の差が激しいことがわかります。
ベルリンの7月は特に初旬から中旬にかけて晴れて暑い日が多いです。ベルリンは7月に暑さのピークを迎えます。
8月が近づいてくるとあっという間に涼しくなってくるのが東京の夏との大きな違いでしょうか。
ドイツ・ベルリンの7月の天気:日照時間と降水量
ドイツ・ベルリンの7月の天気は、晴れの日が多く、東京と比べると降水量も少なく、乾燥していて爽やかです。
ドイツ・ベルリンの7月の天気:2018年の降水量と日照時間
2018年7月のベルリン・テンペルホーフ気象台が記録した降水量と日照時間の記録をあげます。参考リンク
- 月間降水量:56.6ミリメートル
- 最大日降水量:34.7ミリメートル
- 月間日照時間:323.8時間
2018年7月の東京都の降水量と日照時間を比較のためにみてみます。参考リンク
- 月間降水量:107.0ミリメートル
- 月間日照時間:227.2時間
東京と比べると、ドイツ・ベルリンの2018年7月は雨が極端に少なく、日照時間が長かったことが分かります。
ドイツ・ベルリンの7月の服装
昼間は30度を超えても、夜は20度を切ったりするのがドイツ・ベルリンの7月です。服装も暑いときと寒いときの両方に対応できるようにしておくのが基本です。
アウター
朝晩冷え込んだときにはおるカーディガン・パーカなどを用意しておくことは必須です。寒がりの方は春物ジャンパーを持っていってもいいでしょう。
トップス
日中は暑いことが多いのでTシャツ、キャミソール、タンクトップ、ポロシャツ、半袖ワンピースなどで充分です。寒くなったらカーディガンやパーカで調節します。
ボトムス
半ズボンと長ズボンの両方を用意していおくことをおすすめします。暑がりの方でなければ薄手の長ズボン、ジーンズだけでも大丈夫でしょう。
履物
涼しく歩きやすいスニーカーがよいでしょう。サンダルも夕立にさえあわなければ、快適です。
外食もよほど高級なレストランでもない限りは、夏は短パンにスニーカーやサンダルでも何も問題はありません。
その他
日差しが強く眩しいのでサングラスや帽子を持っていてもいいでしょう。
ベルリンの人は夏に帽子をかぶっている人はそれほど見かけませんが、サングラスをしている人はよくいます。
ドイツ・ベルリンの7月:注意すべきこと
ドイツ・ベルリンの7月の暑いときに屋内で注意するべきことは、とにかく室内の気温が上昇しないようにすることです。屋外で注意するべきことは、水分の補給、日焼け止め、急に冷え込んだときの対策です。
換気は涼しい朝か夜に
暑い日の部屋の換気は、外の気温が低い夜から早朝にかけて行います。日中は外気による室内温度の上昇を防ぐために部屋を締め切っておいたほうがよい場合もあります。
特に寝室は涼しいほうがいいので、日中は日光が入らないようにして気温上昇を防ぎます。
日差しを防ぐ
南側を向いた部屋などは、ブラインドや遮光カーテンで日光が直接室内に差し込まないようにします。窓用フィルムもよいでしょう。
電気製品
冷蔵庫は庫内の温度を6~8度に保っていれば、食べ物が腐ることはありません。したがって暑いからといって冷蔵庫の温度を特に下げる必要はありません。
電球やパソコンなども熱源になりまから、使用しないときはできるだけ切っておきましょう。
扇風機の長時間の使用も、モーターの過熱の原因になりますから、できればタイマーで切るようにしましょう。
水分の補給
夏の暑い日は発汗によって水分が多く失われるため、ドイツでは1日あたり2.5リットルから3リットルの水分を摂取することが推奨されています。
出歩くときもペットボトルのミネラルウォーターなどによって水分の補給に努めましょう。
水で薄めた野菜ジュースや果物ジュースも水分補給に最適です。糖分の多いものはかえって喉の渇きが増しますから、注意が必要です。
日焼け止め
ベルリンの7月の日差しは強いので出歩くときも日に当たりすぎないように気をつけましょう。
日傘をさしている人はまず見かけないので、日焼け止め効果のあるボディローションなどがおすすめです。
日差しに気をつけて水分の補給を
ベルリンの7月は東京と比べるとしのぎやすいのですが、日差しが強く、急速に冷え込んだりするので注意が必要です。
空気が乾燥しているので気が付かないうちに水分が不足することもあるので、意識的に水分を補給することが重要です。