MCUドラマ『ロキ』全話あらすじネタバレ解説と考察

2021年6月10日木曜日

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MCUドラマ『ロキ』ポスター
この記事ではMCUのドラマシリーズ『ロキ』のすべてのエピソードをネタバレ解説!あわせてキャストやスタッフの紹介やMCUにおける『ロキ』の位置づけを考察します。

MCUドラマ『ロキ』の概要

2021年6月からディズニープラスで独占配信されるドラマ『ロキ』は、映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』から分岐した世界で繰り広げられる物語です。

ドラマは「エンドゲーム」で逃亡したロキが「時間変動機関(Time Variance Authority略称TVA)」と呼ばれる組織に捕まるところから始まります。TVAとは、時空の外からマルチバースの時系列を監視している組織です。

このTVAに捕まったロキは時間変異分子として抹殺されるか、より大きな脅威を阻止するため時系列を修正するのに協力するか、どちらか一方を選択するよう迫られます。

ドラマ『ロキ』はこのようにしてTVAの手下となったロキが、時空を超えてTVAからの逃亡者を追跡する壮大な物語です。

  • 原題:Loki
  • 監督:ケイト・ヘロン
  • 脚本:マイケル・ウェルドロン(ヘッド・ライター)
  • キャスト:トム・ヒドルストン、オーウェン・ウィルソン、ググ・バサ・ロー、ウンミ・モサク
  • 公開年:2021年
  • 1話の長さ:40-50分
  • エピソード数:6
  • 放送局:ディズニー・プラス

ドラマ『ロキ』予告編

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ロキの基本情報

ロキはマーベル・コミックやマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に登場するヴィラン、「神の国」アスガルドの王子で「悪戯の神(God of Mischief)」です。ロキのモデルは北欧神話に登場する同名のずるがしこく邪悪な火の神です。

マーベルのロキの基本データをまとめると以下の表になります。

  • 本名:ロキ・ラウフェイソン (Loki Laufeyson)
  • 人種:氷の巨人族 (Frost Giant)
  • 身長:1.88メートル (6フィート2インチ)
  • 目の色:青 (Blue)
  • 性別:不定(Fluid)
  • 出生地:ヨトゥンヘイム (Jotunheim)
  • 別名:ロキ・オーディンソン、悪戯の神 (Loki Odinson, God of Mischief)

※マーベル・ドラマ『ロキ』シーズン1第1話より

MCUドラマ『ロキ』全話のあらすじ【ネタバレ注意】

これまでのMCUにおけるロキの歴史をおさらい

最初にドラマ『ロキ』の設定を理解するため、MCUにおけるヴィラン/アンチヒーローであるロキのこれまでの重要なエピソードを振り返ってみましょう。

MCUにロキは『マイティー・ソー』(2011年)で「神の国」アスガルドの王子として初登場します。この映画でアスガルドの王位を狙う彼の野望は、彼とともに兄弟として育てられた雷神ソーの活躍で挫折しました。

アスガルドの王位を諦めたロキは、次に映画『アベンジャーズ』(2012年)で宇宙支配を目論むサノスと結託して地球を征服しようとします。これに対抗するためアイアンマンをはじめ、ハルクやキャプテン・アメリカ、ソーといったヒーローたちが集結したのが、ヒーローチーム「アベンジャーズ」。「ニューヨークの戦い」における彼らの活躍によって再びロキの野望は打ち砕かれ、敗軍の将・ロキは囚われの身となりました。

その後紆余曲折を経てロキはソーと和解したのもつかの間、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)でロキはサノスに殺されてしまいます。

一方、「インフィニティ・ウォー」の結末におけるサノスの「ザ・デシメーション(大量殺戮)」で消された人たちを復活させるため、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)でアイアンマン/トニー・スタークたちはインフィニティ・ガントレットを取り戻そうとします。

しかしサノスがガントレットのインフィニティ・ストーンをすべて破壊していたため、彼らは過去の世界からインフィニティ・ストーンを盗み出すことにしました。

スペース・ストーンを含めて3つのストーンを1度に入手しようと、トニーたちは映画『アベンジャーズ』で描かれた「ニューヨークの戦い」直後の2012年にタイム・トラベルします。

ところがトニーたちと同じ所に居合わせた2012年のロキは、一瞬のすきを見て落とされたテッセラクト/スペース・ストーンを使い、別の空間にテレポーテーション!

こうして歴史が変わってしまいました。MCUではタイム・トラベルで歴史が変わると、そこから新たなタイムラインが分岐する設定になっています。

ドラマ『ロキ』はこうして派生した新しいタイムラインの物語です。したがって主人公のロキは自分がやがて死ぬことをまだ知らないばかりか、地球征服の望みも捨てていません。

第1話「大いなる目的」(2021年6月9日配信)

テッセラクトを使ってモンゴルのゴビ砂漠に瞬間移動した2012年のロキですが、またたく間にハンター・B-15が率いるTVAのミニットマン(兵士)たちに捕まってしまいます。

TVA(Time Variance Authority:時間変動機関)とは、時空の外からマルチバースの時系列が互いに摩擦を起こさないよう監視している組織です。

TVAの裁判官・ラヴォナ・レンスレイヤーの前に引き出されたロキは、神聖時系列を乱した変異分子(Variant)ということで「リセット」されることに。

しかし、さまざまな時空に派遣されたTVAのミニットマンが殺される事件を捜査しているメビウスがロキの身柄を引き受けることを申し出ます。

メビウスから「時間劇場(Time Theater)」でロキは未来の自分の姿を見せられます。自らの裏切りで彼を我が子のように育ててくれたフリッガが命を落としたことをきっかけに、ソーと力を合わせて闘うようになるロキ。最後にソーとともに自分を息子と呼んでくれた養父・オーディンの死や、やがてサノスによって殺される自分の姿を見て、ロキはショックを受けました。

ロキはメビウスが席を外したスキに逃げ出そうとしますが、宇宙最強のインフィニティ・ストーンも効力を失うTVAの巨大な力を知って諦めます。

自らの置かれた立場を悟ったロキに、メビウスは彼を救うことはできないが、もっと良いものを与えることができると申し出ます。

メビウスがロキに与える新たな使命とは、TVAのミニットマンを何人も殺している変異分子を捕まえることです。しかも、その逃亡者とはロキ自身であるというのでした。

第2話(2021年6月16日配信)

ドラマ『ロキ』第2話は2021年6月16日に配信されます。

第3話(2021年6月23日配信)

ドラマ『ロキ』第3話は2021年6月23日に配信されます。

第4話(2021年6月30日配信)

ドラマ『ロキ』第4話は2021年6月30日に配信されます。

第5話(2021年7月7日配信)

ドラマ『ロキ』第5話は2021年7月7日に配信されます。

第6話(2021年7月14日配信)

ドラマ『ロキ』第6話は2021年7月14日に配信されます。

MCUドラマ『ロキ』の監督と脚本

監督:ケイト・ヘロン

『ロキ』の監督を務めるケイト・ヘロンはNetflixオリジナル・ドラマ『セックス・エデュケーション』で4本のエピソードを監督して注目されるようになったイギリス出身の監督・脚本家です。

『ロキ』の物語についてヘロンは、ロキが自己を発見して受け入れる旅路であると説明しています。

脚本:マイケル・ウェルドロン

『ロキ』の全エピソードの脚本をまとめるヘッド・ライターを務めるマイケル・ウェルドロンは1987年生まれ、アメリカ出身の脚本家、プロデューサーです。

ウェルドロンは2014年、大学で脚本家養成プログラムを受講していたとき、NBCのコメディ・ドラマ・シリーズ『Community(原題)』のスタッフに採用されました。その後『HarmonQuest(原題)』(2016年)の脚本やYouTube Redの『Good Game』(2017年)のプロデューサーを務めています。

2019年2月、ウェルドロンは『ロキ』のヘッド・ライターと製作総指揮に就任します。さらに2020年2月からはMCU映画『Doctor Strange in the Multiverse of Madness』(2022年)の脚本執筆にとりかかりました。

ウェルドロンは2021年1月にディズニーとの新たな契約の一貫で、ケヴィン・ファイギが手掛けるスター・ウォーズ映画の脚本の執筆も打診されたそうです。今後、ディズニーの映画やドラマで一層活躍が期待される人物の1人と言えます。

MCUドラマ『ロキ』のキャスト

MCUドラマ『ロキ』のメイン・キャストをご紹介します。見出しは「役の名前:俳優の名前」の順番です。

ロキ:トム・ヒドルストン

ドラマ『ロキ』の主人公ロキ役は、2011年からMCUの映画でロキ役を演じてきたトム・ヒドルストンが務めます。

ヒドルストンは1981年にロンドンで生まれ、英国屈指の名門イートン校を卒業後、ケンブリッジ大学に進学した超エリートの俳優です。

ヒドルストンは『マイティ・ソー』(2011年)でもともと主役であるソーのオーディションを受けていました。しかし何度か審査を重ねるうちに、ケネス・ブラナー監督から「ロキをやらないか?」と持ちかけられます。

このロキ役を掴んだことによってヒドルストンは大ブレイク。その後、鬼才ジム・ジャームッシュの『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライブ』(2013年)やアカデミー賞監督ギレルモ・デル・トロの『クリムゾン・ピーク』(2015年)などの人気作に出演を果たしました。

2017年には『キングコング:髑髏島の巨神』のイギリス人傭兵役で、MCU以外の大規模予算映画において初めて主役を務めています。

メビウス・M・メビウス:オーウェン・ウィルソン

メビウス・M・メビウス

メビウスはTVAでとりわけ危険な犯罪者の捜査を担当する特別捜査官です。

メビウス役を務めるオーウェン・ウィルソンは1968年生まれ、アメリカ出身の俳優です。

ウィルソンは『アンソニーのハッピー・モーテル』(1996年)をはじめウェス・アンダーソン監督とタッグを組んだ数々のコメディ映画で有名になりました。

コメディで能天気なプレーボーイを演じることが多いウィルソンですが、『ロキ』ではハードボイルドな捜査官の役です。ソフトな外見は変わりませんが、意志の強そうな人物を演じます。今まであまり見たことのないウィルソンの新しい一面が見られるのではないでしょうか。

ラヴォナ・レクサス・レンスレイヤー:ググ・バサ・ロー

ラヴォナ・レクサス・レンスレイヤー

ラヴォナ・レンスレイヤーはTVAで時間変異分子の処分を決める裁判官です。

ラヴォナ役を演じるググ・バサ・ローは1983年生まれ、イギリス出身の女優です。南アフリカ人の父とイングランド人の母の間に生まれた彼女は王立演劇学校を卒業後、イギリスのテレビや舞台に出演し始めました。

彼女が映画女優としてブレイクした作品は、2013年に公開された『ベル -ある伯爵令嬢の恋-』。この作品でバサ=ローは、18世紀のイギリスで伯父の手によって貴婦人として育てられる混血女性の主人公を演じて注目を集めています。

ハンター・B−15:ウンミ・モサク

ハンター・B−15

ハンター・B-15は、時系列を乱す変異分子を逮捕するTVAの凄腕エージェントです。

ハンター・B-15役を演じるウンミ・モサクは1986年生まれ、ナイジェリア出身のイギリス人女優です。彼女はイギリスを中心にテレビを中心に活躍しています。ドラマ『ロキ』のハンター・B-15役では身体能力が求められるスタントに初めて挑戦するそうです。

ドラマ『ロキ』のMCUにおける位置づけを考察

『ロキ』はMCUの正典(canon)に属する重要な作品

『ロキ』は『ワンダヴィジョン』を皮切りにマーベル・スタジオがディズニー・プラスで独占配信するために製作するドラマの第3弾です。

MCUのフェーズ4に属するこれらのドラマは、今後の映画の物語にも影響を与える作品として位置づけられています。「スター・ウォーズ」の世界で言う「正典(canon)」にあたる作品になりますね。

このようなドラマ『ロキ』は、主人公・ロキの物語の延長ばかりでなく、フェーズ4以降のMCUの世界観を紹介する重要な役割を担っているのです。

マルチバースの争いがMCUフェーズ4の重要な題材となる?

フェーズ4からのMCUはさまざまなユニバースが複雑に絡み合う「マルチバース」がカギとなります。

さまざまなユニバースのタイムラインを監視して、神聖時系列を守る機関であるTVAがMCUに初登場したことで、今後マルチバースでどのような物語が展開されていくか明らかになってきました。

『ロキ』の第1話でミス・ミニッツが、マルチバースと神聖時系列の関係を説明しています。

それによれば、はるか昔、無数の時系列が覇権をめぐってお互いに紛争をおこしてすべてのものを破壊しそうになったそうです。そこで「タイム・キーパー」が現れてマルチバースを「神聖時系列(Sacred Timeline)」と呼ばれる一本のタイムラインにまとめました。

しかし、時々ロキのように神聖時系列から外れるイベント(ネクサス・イベント)を生起させてしまうキャラクターが出てきます。こういった時系列の分岐を放置していると収拾がつかなくなり、混乱の狂気から新たなマルチバース戦争が勃発する危険性が生じます。

そういったことを阻止するために、「タイムキーパー」はTVAを創設して神聖時系列を維持するようにしたというのです。

『ロキ』の脚本をまとめたマイケル・ウェルドロンはMCU映画『Doctor Strange in the Multiverse of Madness(原題)』の脚本も務めています。タイトルから想像できるように、映画では『ロキ』のように時空を移動するヴィランが登場する可能性が高そうです。

さらに2023年に公開が予定される『Ant-Man and the Wasp: Quantumania』でも、時空を自在に移動できるヴィラン・征服者カーンが登場することが噂になっています。

こういったことから、フェーズ4以降のMCUではマルチバースで時空を移動する壮大な闘いが繰り広げられることが予想されます。

MCUドラマ『ロキ』はこのようなマルチバースの闘いを先取りするものとなるか、マーベル・ファン必見のシリーズとなること間違いなしです!

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