トム・クルーズの略歴
トム・クルーズ(Tom Cruise)は、アメリカの俳優・映画プロデューサーであり、1962年7月3日に生まれました。彼は数々のヒット映画での演技やアクションシーンの迫力、カリスマ性により、世界的に有名なスターとなっています。
トム・クルーズは1981年に映画デビューし、1983年の映画『卒業白書』で主演を務めることで注目を浴びました。その後も『トップガン』(1986年)、『レインマン』(1988年)など、数々のヒット作品に出演して有名になります。
特に彼の代表作として知られるのは、1996年に第1作が公開された映画「ミッション:インポッシブル」シリーズです。クルーズはイーサン・ハント役としてシリーズ全体を通じて主演し、スリリングなアクションとスタントシーンで観客を魅了し続けています。このシリーズは大成功を収め、20年以上続く長寿シリーズです。
また、トム・クルーズは映画製作にも積極的に関与しており、プロデューサーとしても成功を収めています。クルーズはさまざまなジャンルの映画に挑戦し、幅広い役柄を演じることでその演技力の幅を広げてきました。
トム・クルーズは長年にわたり映画界での功績を積み重ね、多くの映画賞や栄誉を受けてきました。彼の情熱的な演技とプロフェッショナリズムは、映画界での地位を不動のものとしています。
トム・クルーズの年収や資産額は?
まずトム・クルーズの総資産額ですが、『セレブリティ・ネット・ワース』によれば、彼の総資産は2022年に約6億ドルと見積もられています。
一方、トム・クルーズはサラリーマンのように収入が決まっていないため、年収を推測することはとても難しいです。
しかし、トム・クルーズが俳優としてのキャリアで稼いだ報酬はある程度わかっています。
米Forbes誌によれば、トム・クルーズは2022年の『トップガン マーヴェリック』の大ヒットもあって、俳優として稼いだ報酬総額が10億ドルを突破したそうです。
トム・クルーズは1981年から俳優活動を始めています。そこで単純に10億ドルを22年で割ると、トム・クルーズの俳優としてのキャリアの平均年収は約4,545万ドル、約63億3550万円になります。
ですがこの数字は、トム・クルーズが1981年に公開された恋愛映画『エンドレス・ラブ』での数秒間の端役で出演したときも含めての平均であるため、現在の彼の年収の実態に迫れません、
1983年にトム・クルーズは青春コメディ映画『卒業白書』で初めて主役の座を手にしました。
このときのギャラは約7万5,000ドルでした。こういった時代も含めて平均した年収が約4,500万ドルですから、大スターになった今では、駆け出しのときの百倍、千倍は稼いでいるのは確実です。
そこで次にトム・クルーズが史上空前の大ヒット作『トップガン マーヴェリック』でいくら稼いだか見てみましょう。
トップガンのトム・クルーズのギャラは?
2022年7月に米エンタメ情報誌『Variety』は、「ハリウッドで最も稼ぐスターランキング」を発表しました。
それによれば、トム・クルーズは2022年7月の時点で『トップガン マーヴェリック』で得た報酬が、1億ドルを超えたそうです。
この結果、トム・クルーズはこの時点で世界一ギャラの高い俳優になりました
この金額は、ギャラに加えてチケットの売上やレンタル、ストリーミングから得られる収入を合計したものです。
1986年に公開された第1作目におけるトム・クルーズのギャラは、約200万ドルと言われています。貨幣価値の変化を考慮しないと、単純に第1作目の50倍の収入を得たことになります。さらに初主演作の1,000倍以上の収入です。
ところでトム・クルーズが『トップガン マーヴェリック』に出演することで得た純粋な出演料つまりギャラは、『Variety』は、約1,300万ドルと報道しています。
ハリウッドトップスターのギャラの上限は、1996年にジム・キャリーが『ケーブルガイ』でもらった2,000万ドル、と言われています。これと比べるとトム・クルーズの1,300万ドルは低めのギャラに見えます。
しかし、トム・クルーズはギャラを低めに設定する代わりに、公開初日の興行収入からシェアを得るバックエンド契約をスタジオと交わしています。しかもそのシェアは、興行収入が上がると段階的に上昇していく仕組みになっているそうです。
つまり、スタジオが興行収入で製作費を回収できるようになる前から、トム・クルーズは収入を増やしていけるのです。
『トップガン マーヴェリック』の世界興行収入は2023年6月の時点で約15億ドルに上っています。さらにホームメディア向けレンタルやストリーミングも始まり、トム・クルーズがこの映画から得た収入は、2022年7月の1億ドルをはるかに上回っていることは確実です。
トム・クルーズが若い頃の給料
ではトム・クルーズがデビューした直後、20代から30代にかけて彼はどのくらい稼いでいたのでしょうか。
まず初主演作『卒業白書』のギャラはすでに紹介したとおり、約7万5,000ドルでした。
その2年後、1985年に公開された『レジェンド/光と闇の伝説』のギャラは、早くも50万ドルに達しています。
その翌年、『トップガン』は200万ドル、さらに1988年の『カクテル』では300万ドルと順調に伸びています。
1992年に30歳になったトム・クルーズは、同年に公開された『遥かなる大地へ』で初めて1,000万ドルを越える、1,300万ドルのギャラを手にしました。
その後30代前半のトム・クルーズのギャラは、1994年の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』で1,500万ドルに達するまで、1,000万ドル代前半で推移しています。
しかし、1996年に自ら製作も務めた『ミッション:インポッシブル』が大ヒットしたことで、トム・クルーズはさらに桁違いの報酬を得るようになりました。
ミッション:インポッシブルのトム・クルーズのギャラは?
プロデューサーに名を連ねたことでトム・クルーズは、『ミッション:インポッシブル』で7,000万ドル、『ミッション:インポッシブル3』で約7,500万ドルのギャラを得ました。
さらにバックエンド契約のおかげで、早くも『ミッション:インポッシブル2』では約1億ドルの報酬を得たと言われています。
トム・クルーズが『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』まで「ミッション:インポッシブル」シリーズで稼いだギャラについての解説は、次の記事をご覧ください。
トム・クルーズは同じような手段で『宇宙戦争』でも約1億ドルのギャラを手にしていると見られています。
つまり、トム・クルーズは出演料以外に興行収入のシェアなどを得ることで、映画1本あたり1億ドルを超える収入を確保しているのです。
トム・クルーズ興行収入ランキング、トップ10
最後にトム・クルーズが主演した映画の、歴代興行収入トップテンをランキング形式でまとめておきます。
- 『トップガン マーヴェリック』(2022年) - 約14億9,000万ドル以上
- 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト 』(2018年) - 約7億9,110万ドル
- 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』 (2011年) - 約6億9,470万ドル
- 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』 (2015年) - 約6億8,270万ドル
- 『宇宙戦争』(2005年) - 約6億0,390万ドル
- 『ミッション:インポッシブル2』 (2000年) - 約5億4,640万ドル
- 『ミッション:インポッシブル』(1996年) - 約4億5,770万ドル
- 『ラスト サムライ』(2003年) - 約4億5,680万ドル
- 『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』(2017年) - 約4億0,910万ドル
- 『ミッション:インポッシブル3』 (2006年) - 約3億9,850万ドル
トップ10には入れませんでしたが、若い頃にダスティン・ホフマンと共演した『レインマン』(1988年) の世界興行収入は約3億5,480万ドルから4億1,280万ドルでした。
トップガンの興行収入額はいくら?
1986年に公開された第1作目『トップガン』の興行収入は約3億5,730万ドルです。
『トップガン マーヴェリック』の世界興行収入は、IMDbのBox Office Mojoによれば2023年6月の時点で、14億9,569万6,292ドルとなっています。