この記事は、ドイツ・ベルリンの3月の天気はどうか、気温は何度くらいになるのか、雨はどのくらい降るのか、どのような服装がよいのか、といったことを解説しています。
ベルリンの2月の天気と服装については、こちらの記事で解説しています。
ベルリンの4月の天気と服装については、こちらの記事で解説しています。
その他の月のベルリンの天気、気温、服装については、以下のリンクをご参照ください。
1月、2月、3月、4月、5月、6月、7月、8月、9月、10月、11月、12月
ドイツ・ベルリンの3月の天気:特徴
ベルリンの3月は、2月から比べると少しは暖かくなるものの、気温もまだ低い水準で、日照時間も限られています。
3月の下旬に夏時間に変わるあたりから、春らしさが増してきます。
服装も冬の服装と基本的に同じです。
ドイツ・ベルリンの3月の天気:気温
ベルリンの3月の平均気温は4度前後です。
夜には0度近くまで気温が低下し、朝に霜が降りている日もまだあります。
2019年の気温の記録
2019年3月のベルリン中心南部テンペルホーフで観測された気温の記録をあげます。参考リンク(ドイツ気象サービスDWD)
- 2019年3月の最低気温:-0,6度
- 日最低気温平均:3,9度
- 日平均気温平均:7.4度
- 日最高気温平均:10.9度
- 2019年3月の最高気温:18.8度
2019年3月のベルリンは平年よりも大分暖かく、平均気温は7.4度にまで達しました。最高気温は19度近い日もあって、平均でも約11度でした。
東京の気温との比較
日本と比較するため、2019年3月の東京の気温を気象庁のデータでみてみましょう。参考リンク(気象庁)。
- 日最低気温平均:6.2度
- 日平均気温平均:7.2度
- 日最高気温平均:11.6度
この年は最高気温と最低気温の平均がベルリンと東京でほとんど同じでした。
それでもベルリンは最低気温が東京より低く、マイナスになる日もあるので、朝晩は東京より寒く感じます。
ドイツ・ベルリンの3月の天気:降水量と日照時間
ベルリンの3月は比較的雨は少なく、平均月間降水量は36ミリメートルで降雨日数は13日です。
曇りの日が多く、1日の日照時間は5時間程度です。
2019年の降水量と日照時間の記録
2019年3月のベルリン・テンペルホーフで観測された降水量と日照時間の記録をみてみましょう。参考リンク(ドイツ気象サービスDWD)
- 月間降水量:62.5ミリメートル
- 最大日降水量:13.5ミリメートル
- 月間日照時間:79.8時間
2019年3月のベルリンは平年よりも降水量が多かったです。
雨や曇の日が多く、月間日照時間も80時間に達しませんでした。
東京の降水量と日照時間との比較
日本と比較するため、2019年3月の東京の降水量と日照時間を気象庁のデータでみてみましょう。参考リンク(気象庁)。
- 月間降水量:117.5ミリメートル
- 月間日照時間:177.3時間
2019年3月のベルリンは雨が多かったとはいえ、東京はその倍の降水量ですから、ベルリンのほうがまだ乾燥していると言えます。
月間日照時間は東京のほうが100時間近く多いことから、ベルリンの3月はまだ太陽が少なく、日本の春の感覚からは程遠いことがわかります。
ドイツ・ベルリンの3月の天気:オススメの服装
ベルリンの3月の服装は、東京で言えば1〜2月の厳寒期の服装です。
雪もまれに降ることがあるので、靴も冬用のままです。
3月は一時期暖かくなっても、すぐまた寒くなったりするので、脱ぎ着しやすく、重ね着が簡単にできるものを使って、柔軟に対応する必要があります。
アウター
3月初旬の寒いうちは裏地のある厚手のコート、ダウンコート、マウンテンパーカー、モッズコートが標準です。腰が冷えるので長い丈のものがよいでしょう。
4月が近づいていくると、裏地のないコートや革ジャンの軽装に次第に替えていきます。
トップス
セーター、パーカー、フリースがメインになります。気温は低くても春ですから、明るい色のものを着ると季節感が出て楽しいです。
薄手のセーターのときには下にヒートテックなどを着て、軽快に暖かく過ごしましょう。
ボトムス
冬と同じくジーンズ、スラックス、スパッツが多いです。スカートに厚手のレギンズも多く見られます。
まだ寒い日が多いので、ジーンズやスラックスの下にはタイツなどをはきます。
靴
冬同様、ブーツ、トレッキングシューズが基本です。ブーツはまだ内綿があったほうがよいでしょう。
その他
春とは名ばかりなのでニット帽、厚手のマフラー、手袋は手放せません。
雨や雪も降りますから、折りたたみ傘を用意しておきましょう。
冬の服装で過ごす日が多い
この記事では、3月のドイツ・ベルリンの天気と気温、旅行外出時の服装について気象統計データをもとに解説しました。
ベルリンの3月はまだ寒く、東京の冬と同じと言えます。それでも日が一日ごとに長くなって、木にも緑が見え始め、春が近づいていることを予感させます。
3月の下旬頃から復活祭の休暇を見込んで春の観光シーズンが始まります。寒さに気をつけてベルリンの春の始まりを楽しみましょう。