クリストファー・ノーラン次回作「オデュッセイア」、見どころやキャスト、あらすじを解説

2024年12月27日金曜日

アクション ハリウッド

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クリストファー・ノーラン、カンヌ、2018年、Georges Biard, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=69470165による
この記事では、クリストファー・ノーラン監督の次回作『オデュッセイア』の見どころやキャスト、あらすじなどを解説します。

クリストファー・ノーラン監督の次回作は「オデュッセイア」で決定!

ユニヴァーサル・ピクチャーズは2024年12月24日(現地時間)、クリストファー・ノーラン監督の次回作は、古代ギリシアの詩人ホメロスの壮大な叙事詩『オデュッセイア』の映画化であると発表しました。

公開予定日は2026年7月17日です。

キャストには、マット・デイモン、アン・ハサウェイ、トム・ホランド、ゼンデイヤ、ロバート・パティンソン、ルピタ・ニョンゴといった超豪華なメンバーがあげられています。

ノーラン監督次回作『オデュッセイア』の見どころ

ノーラン監督、再び新境地に挑む

今回の映画のジャンルは、「神話的アクションです。

これまでノーラン監督の映画の時代設定は、近現代から近未来でしたから、次回作は古代神話の世界ということで、ノーラン監督は、まったく新しい境地を開拓することになります。

新作でもIMAXを採用

ノーラン監督は、デジタル時代にあっても映画フィルムの使用にこだわり、しかも、とりわけ精細な映像が特徴のIMAX専用のカメラで撮影を行うことで知られています。

新作も、IMAXの最新技術を使って、世界中のロケで撮影が行われることが予告されています。

ノーラン監督次回作『オデュッセイア』のキャスト

マット・デイモン

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マット・デイモンは、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』や『オーシャンズ11』で有名なアメリカの俳優、脚本家、映画プロデューサーです。

クリストファー・ノーラン監督の作品には、『インターステラー』や『オッペンハイマー』に出演しています。

アン・ハサウェイ

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アン・ハサウェイは、『プリティ・プリンセス』や『レ・ミゼラブル』で知られるアメリカの女優です。

ノーラン監督の作品では、『ダークナイト ライジング』のキャットウーマン役や『インターステラー』のアメリア役で印象的な演技を見せてくれました。

トム・ホランド

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トム・ホランドは、MCUのピーター・パーカー / スパイダーマン役で知られるイギリスの俳優です。

ノーラン監督とは、今回の映画が初タッグです。

ゼンデイヤ

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ゼンデイヤは、MCUのスパイダーマンの彼女、ミシェル・“MJ”・ジョーンズ役や『デューン/砂の惑星』のチャニ役で有名なアメリカの女優、歌手です。

トム・ホランドと同じく、ノーラン監督とは、今回の映画が初タッグです。

ロバート・パティンソン

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ロバート・パティンソンは、「トワイライト」シリーズのエドワード・カレン役や2022年公開の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でブルース・ウェイン / バットマン役を演じたイギリスの俳優、モデル、歌手です。

ノーラン監督の作品では、『TENET テネット』のニール役で出演しています。

ルピタ・ニョンゴ

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ルピタ・ニョンゴは、『それでも夜は明ける』や「ブラックパンサー」シリーズのナキア役で有名なケニア/メキシコの女優です。

ノーラン監督とは、今回が初タッグとなります。

『オデュッセイア』のあらすじ

ノーラン監督の映画のあらすじはまだ公開されていないため、ここでは、原作のあらすじを紹介します。

ホメロスの叙事詩『オデュッセイア』は、トロイア戦争を終えた英雄オデュッセウスが、様々な困難を乗り越えながら故郷イタケーへ戻るまでの10年間の漂流と冒険を描いた物語です。

物語の始まりは、トロイア戦争で活躍した英雄オデュッセウスが、女神カリュプソー(「隠す者」の意)の島に囚われているところです。

主神ゼウスはじめとするオリュンポスの神々のほとんどが「オデュッセウスを故郷のイタケーに帰郷させること」に賛成ですが、オデュッセウスに恨みのある海神ポセイドーンが、色々と邪魔をしそうな雰囲気です。

そのころ、オデュッセウスの故郷イタケーでは、オデュッセウスはとっくに死んだと思われており、彼の権力と遺産を狙う求婚者たちが40人もオデュッセウスの妻ペーネロペーのもとに押し寄せています。

オデュッセウスの息子テーレマコスは、父がトロイア戦争から帰還しないことを嘆き、母ペーネロペーに求婚している男たちを問い詰めます。

テーレマコスは、オデュッセウスの友人、メンテース王に姿を変えたアテネ女神から助言を受け、父を探す旅にでました。

一方、神々の助けでカリュプソーの島を脱出したオデュッセウスですが、ポセイドーンの三叉矛によっていかだが難破して海岸に流れ着き、アルキノオス王の王女ナウシカアーに救出されます。アルキノオス王の宴で、オデュッセウスは10年にわたる苦難の遍歴の物語を語り聞かせました。

その物語とは、単眼の巨人キュクロープス、魔女キルケー、怪物セイレーンやスキュラといった強敵をかわし、冥界まで旅をする、長い遍歴の物語だったのです。

オデュッセウスの話に感動したアルキノオス王は、オデュッセウスがイタケーに帰れるように、魔法の船を貸してくれました。アテーナーは、オデュッセウスを老人に変身させ、テーレマコスにはイタケーに帰るように言います。

テーレマコスがイタケーに帰ると、アテーナーはオデュッセウスを元の姿に戻し、テーレマコスと再会させます。

オデュッセウスが帰ってきたことをまだ知らないペーネロペーは、求婚者たちをかわすため、オデュッセウスの弓を持ち、「この強弓を扱える者と私は結婚する」と求婚者たちに告げました。求婚者たちは、次々と試してみますが、全員失敗。そこに現れたオデュッセウスは、自らの弓で、矢を12本の斧の穴に通して、求婚者たちの度肝を抜きます。

ついに正体を明かしたオデュッセウス、息子や家来とともに求婚者たちや裏切り者たちを皆殺しにします。

こうして家を取り戻したオデュッセウスは、妻ペーネロペーや父ラーエルテースとも再会することができたのでした。

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