アメリカ崩壊? ホワイトハウスが襲撃されるSF・アクション映画10選

2020年10月7日水曜日

SF アクション

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ホワイトハウス
【ネタバレあり】ニューヨークの自由の女神像と並んでアメリカ合衆国を象徴する建築物である大統領官邸・ホワイトハウスは、映画でも数多くの作品に登場します。

この記事では、ホワイトハウスが襲撃されたり、壊れてしまうSFやアクション映画を紹介します。アメリカ人の不安を反映した作品から、アメリカの社会や文化を題材にしたブラックユーモアに満ちた映画まで。アメリカの別の一面を知ることができるかもしれません。

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ホワイトハウスと映画

ホワイトハウスとは

「ホワイトハウス」はアメリカ合衆国大統領が居住する公邸であると同時に、大統領が執務を行う建物でもあります。アメリカの首都・ワシントンD.C.ペンシルバニア大通り1600にあって、アメリカ連邦政府の行政の中枢として多数の大統領のスタッフが勤務する場所です。

冒頭にあげた写真のエグゼクティヴ・レジデンス、その左右にあるイーストウィングとウェストウィング。ウェストウィングに隣接するアイゼンハワー行政府ビルの4つの建物からなっています。

エグゼクティヴ・レジデンスは大統領とその家族の公邸で、内外の首脳や政治家との会談や晩餐会、重要法案や条約の調印式、記者会見など公の行事が行われる建物です。

ウェストウィングは「オーバルオフィス」の名称で知られる大統領執務室に加え、大統領スタッフのオフィスが多数入っている、アメリカ政府の中枢ともいえる建物です。地下には世界中に展開するアメリカ軍の情報が集められるシチュエーションルームがあります。

イーストウィングは大統領夫人・ファーストレディとそのスタッフのオフィスなどがある建物。地下にはバンカーと呼ばれる核攻撃にも耐えることのできる大統領危機管理センターがおかれています。

ウェストウィングと道路を挟んで隣接するアイゼンハワー行政府ビルは、もともとは国務省・陸軍省・海軍省の合同庁舎だった非常に大きな建物です。現在は大統領行政府、副大統領の執務室やスタッフのオフィスなど多くの政権関係者が勤務しています。

アメリカの象徴として脅威にさらされるホワイトハウス

ホワイトハウスは、20ドル紙幣の裏側にも印刷されるなど、世界的にアメリカのシンボルとして認められる建物です。このため映画のなかでは、アメリカの象徴としてテロや自然災害などさまざまな脅威にさらされる建物として描写されます。

アメリカとソ連の冷戦が終了して大きな外敵のいなくなった1990年代の映画では、アメリカを攻撃するのは宇宙人くらいでした。

2001年の同時多発テロによって、テロの脅威が認識されるようになると、テロリストがホワイトハウスを攻撃する映画が増えました。

21世紀に入って環境変動が大きな問題になると、自然災害なども映画で頻繁に取り上げられるようになり、ホワイトハウスもその影響を逃れることはできません。

映画のなかでホワイトハウスが直面する危機は、アメリカや世界の人びとの不安を反映するものと言えるでしょう。

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『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』(1956年)

『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』は、アメリカの流行作家でUFO研究家でもあったドナルド・キーホーの本にもとづいたSF映画です。

『世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す』予告編

20世紀特撮の巨匠・ハリーハウゼンが特殊効果を担当

空飛ぶ円盤が大挙して地球を襲撃するというストーリーのSF映画。ホワイトハウスの被害は少ないですが、アメリカの首都・ワシントンD.C.が徹底的に破壊されます。

特殊効果を担当したレイ・ハリーハウゼンは、『シンバッド七回目の航海』(1958年)や『アルゴ探検隊の大冒険』(1963年)で有名な20世紀特撮の巨匠。本作に登場するフラフラと飛びまわるUFOも、映画ファンに大人気です。

『スーパーマンII 冒険篇』(1980年)

『スーパーマンII 冒険篇』は、アメリカン・コミック「スーパーマン」を実写映像化したSF・アクション映画です。

『スーパーマンII 冒険篇』予告編

クリプトン星人が襲撃

1978年から1987年にかけて製作された、クリストファー・リーヴ主演の「スーパーマン」シリーズの第2作です。本作では、ゾッド将軍をはじめとする3人の惑星クリプトンの反逆者が地球に来襲。迎え撃つスーパーマンと死闘を繰り広げます。

この作品でホワイトハウスは、自由世界の象徴の役割も果たしています。地球征服を目論むゾッド将軍たちはホワイトハウスに侵入。世界の代表としてアメリカ大統領を降伏させ、スーパーマンにも投降するよう要求。はたしてスーパーマンは世界を救うことができるのか……。

悪役・ゾッド将軍にはイギリスの個性派俳優・テレンス・スタンプが扮しました。1965年にウィリアム・ワイラー監督の『コレクター』の誘拐犯役でカンヌ国際映画祭男優賞を受賞。その後もフェデリコ・フェリーニやピエル・パオロ・パゾリーニといった巨匠の作品に出演。それ以来21世紀に入ってもさまざまな役で多数の映画に出演しています。

『インデペンデンス・デイ』(1996年)

『インデペンデンス・デイ』は、アメリカ独立記念日(インデペンデンス・デイ)の2日前に世界各地に出現した巨大宇宙船に地球が攻撃されるSF・アクション映画の大作です。

『インデペンデンス・デイ』予告編

エイリアンのレーザー攻撃で木っ端みじん

直径15マイル(約24キロメートル)の巨大宇宙船の船団で地球に押し寄せ、圧倒的な技術力で世界を破壊する謎の宇宙人。ネヴァダ砂漠に集結したアメリカ人の生存者たちが大統領に率いられ、宇宙人に反撃します。

1990年代半ば、ハリウッドにおけるSFやパニック映画の再興のきっかけとなり、アカデミー視覚効果賞を受賞した大作です。監督は『ユニバーサル・ソルジャー』や『スターゲイト』でSF・アクションのジャンルを中心に頭角を現していたローランド・エメリッヒが務めました。

出演者は、パニック映画の伝統にそってアンサンブル・キャスト。海兵隊のパイロット役のウィル・スミス、大統領役のビル・プルマンをはじめ、ジェフ・ゴールドブラム、メアリー・マクドネル、ランディ・クエイドなど1990年代アメリカ映画界を代表する実力派俳優が目白押しです。

映画のなかでホワイトハウスを壊すのが好きなエメリッヒ監督。本作でホワイトハウスは巨大宇宙船のレーザーで粉砕されます。

『マーズ・アタック!』(1996年)

『マーズ・アタック!』は、火星人の襲来にあわてふためくアメリカ人の姿を描いたSF・コメディ映画です。

『マーズ・アタック!』予告編

ファーストレディがシャンデリアの下敷きに

1960年代に発売されたトレーディングカード「マーズ・アタック」を下敷きにして、1950年代のB級映画を想起させるデザインの宇宙船や火星人に地球が襲撃されるストーリー。シュールなブラック・ユーモアにあふれていてカルト的な人気がある作品です。監督は1980年代に『ビートルジュース』や『バットマン』で有名になったティム・バートン。

本作のさらなる魅力は『インデペンデンス・デイ』にまさるとも劣らない豪華なアンサンブル・キャストにあります。

筆頭は未曾有の非常事態に直面して手も足も出ない大統領と、怪しげなホテル王の一人二役を演じたジャック・ニコルソン。2017年に怪しげなホテル王が本物の大統領になろうとは、このとき誰が想像できたでしょうか。

さらに人好きはするけれども、いい加減なアドバイスしかしない科学者に扮するのがピアス・ブロスナン(1995年〜2005年のジェームズ・ボンド)。少しひねくれた大統領の娘役でナタリー・ポートマン。そのほかアネット・ベニング、ダニー・デヴィート、マーティン・ショート、ロッド・スタイガーなど、たくさんの芸達者な俳優を揃えています。

また火星人などの特撮には、当時としては画期的なインダストリアル・ライト&マジックによるCGIが使用されました。

ホワイトハウスの場面の見どころは、さまざまな悪知恵をはたらかせて侵入してくる火星人との銃撃戦。流れ弾で落ちてきたナンシー・レーガン・シャンデリアに、ファーストレディ(グレン・クローズ)がペシャンコにされるシーンが爆笑です。

『X-MEN2』(2003年)

『X-MEN2』は、アメリカン・コミック「X-メン」の実写映画化シリーズの第2作目にあたるSF・アクション映画です。

『X-MEN2』予告編

ナイトクロウラーが侵入

観光ツアーに紛れて瞬間移動力を持つミュータント・ナイトクロウラーがホワイトハウスに侵入。厳重な警備を打ち破って、オーバルオフィスで大統領を暗殺しようとする事件が発生しました。

この報を受けてX-メンのリーダーであるプロフェッサーXは、ナイトクロウラーの捜索を開始します。一方、ナイトクロウラーの背後にX-メンがいると思ったアメリカ政府のミュータント対策本部顧問のウィリアム・ストライカーは、X-メンの本拠地「恵まれし子らの学園」を襲撃してプロフェッサーXを拘束。

追手を逃れたローガンたちX−メンは、同時期に脱獄したマグニートーと手を結んで、ストライカーの拠点を襲撃。プロフェッサーX、マグニートー、ストライカーの3つの勢力が入り交じる戦いが始まるのでした。

『スーパーマンII 冒険篇』で見られたように、ホワイトハウスはスーパーヒーロー映画でアメリカの象徴としてよく取り上げられます。「X-メン」シリーズの第1作目では、終盤のクライマックスが自由の女神像を舞台にしていました。本作では冒頭にホワイトハウスがとても効果的に使われています。

『2012』(2009年)

『2012』は、マヤ文明の暦にもとづいた2012年人類滅亡説を主題にしたSF・アクション・アドベンチャー映画です。

『2012』予告編

巨大津波で空母と一緒に流される

2009年、数年後に地殻変動によって人類が破局を迎えることを知った先進国は、中国奥地で「ノアの方舟」の建設を進めます。この計画を知った売れないSF作家・ジャクソン・カーティス(ジョン・キューザック)は、生き残るために一家を連れて方舟を目指す旅に出ました。やがて襲ってくる大津波に、彼らは生き残ることができるのか……?

エメリッヒ監督の手になるパニック映画の大作。『インデペンデンス・デイ』ではレーザー攻撃で破壊されたホワイトハウスですが、本作では原子力空母もろとも巨大津波に飲み込まれます。

脱出を拒否して津波に巻き込まれる黒人大統領役は、『リーサル・ウェポン』や『プレデター2』のダニー・グローヴァー。人類にいち早く警鐘を鳴らす大統領の科学顧問がキウェテル・イジョフォー。

2008年初頭から本格的に製作の計画が始まった本作。2009年オバマ政権の誕生と関係があるかはわかりませんが、黒人の活躍が目立つ作品です。

『G.I.ジョー バック2リベンジ』(2013年)

『G.I.ジョー バック2リベンジ』は、アメリカ・ハズブロ社が展開する兵士のアクションフィギュア「G.I.ジョー」や関連商品にもとづいた実写SF・アクション映画。本作は2009年公開の『G.I.ジョー』の続編です。

『G.I.ジョー バック2リベンジ』予告編

悪の組織・コブラに乗っ取られる

微小なロボット技術「ナノマイト」を駆使して世界征服をたくらむ悪の組織「コブラ」を食い止めるため、アメリカ政府が組織した世界最強のチーム「G.I.ジョー」。彼らの活躍で、コブラのリーダーは捕まったものの、コブラの手下の1人・ザルタンがナノマイトを使って変装してホワイトハウスに侵入してしまいます。

本作では、大統領になりすましたザルタンによって裏切り者の濡れ衣を着せられたうえに仲間の大半を殺されたG.I.ジョー・チームの反撃が描かれます。

生き残ったG.I.ジョーのリーダー・ロードブロックに扮するのは、「People」誌の「最もセクシーな男」2016年度王者に輝くドウェイン・ジョンソン。ジョー・コルトン司令官役には、『ダイ・ハード』のブルース・ウィリス。あることがきっかけでコブラに加わった忍術を使う戦士・ストームシャドーは『甘い人生』(2005年)などで知られる韓国の俳優・イ・ビョンホンです。

コブラの旗が翻るホワイトハウスのデジタルモデルはインダストリアル・ライト&マジックが製作しました。

ちなみに終盤のクライマックスの舞台となるのは、サウスカロライナ州チャールストンの港にある石造りの要塞で、南北戦争の発端となった場所として知られるサムター要塞です。

『エンド・オブ・ホワイトハウス』(2013年)

『エンド・オブ・ホワイトハウス』は、ホワイトハウスを占拠した北朝鮮のテロリストと戦う元シークレットサービスの活躍を描いたアクション映画です。

『エンド・オブ・ホワイトハウス』予告編

北朝鮮のテロリストが占拠

原題は「Olympus Has Fallen」で、「オリンパス(ホワイトハウスのコードネーム)が陥落した」という意味です。

韓国首相がホワイトハウスを訪問してアメリカ大統領と会談している最中に、北朝鮮のテロリストがホワイトハウスを襲撃。大統領と副大統領をはじめ要人を人質にイーストウィングの地下にある「バンカー」に立てこもります。彼らの表向きの要求はアメリカ第7艦隊と在韓米軍の韓国からの撤退。しかしその真の目的は「サーベラス」と呼ばれる全米の核弾頭を自爆させるシステムの暗証コードの入手でした。

一方、テロリストの最初の攻撃に生き残ってホワイトハウスのなかに隠れることに成功したのが元陸軍レンジャー・特殊部隊の隊員だったマイク・バニング。彼はシークレット・サービスとして大統領の警護にあたり、大統領とも親しかったのですが、ある事故がきっかけで財務省に左遷されていました。果たしてバニングは大統領を救出することができるのか?

主役のバニングを演ずるのは、『300 〈スリーハンドレッド〉』(2007年)のレオニダス1世役で彫刻のような肉体美を見せてくれたジェラルド・バトラー。大統領役は『ダークナイト』のハービー・デント役のアーロン・エッカート。北朝鮮テロリストのリーダーには、『ワイルド・スピード』のトラン役で知られるリック・ユーンが扮しました。

監督は『リプレイスメント・キラー』(チョウ・ユンファのハリウッド進出第1作)や『トレーニング デイ』(デンゼル・ワシントンのアカデミー主演男優賞受賞作)などを手がけたアントワーン・フークアです。

2011年にウサーマ・ビン・ラーディンがアメリカ軍によって殺害されたことで、イスラム過激派のテロは一段落したように思われました。それに対して、21世紀になってブッシュ、オバマの両政権が北朝鮮との取引を拒否してきたこともあり、北朝鮮の脅威が強く意識されるようになってきました。本作はそのような国際情勢の変化を反映した作品といえます。

ちなみに「サーベラス」という核弾頭の自爆システムは、完全なフィクションのようです。

『ホワイトハウス・ダウン』(2013年)

『ホワイトハウス・ダウン』は、ホワイトハウスを占拠して中東への核攻撃を目論む謎の武装集団と戦う合衆国議会警察官の活躍を描くアクション・サスペンスです。

『ホワイトハウス・ダウン』予告編

スタッフのなかに裏切り者が

本作の監督は『インデペンデンス・デイ』と『2012』でホワイトハウスを壊したローランド・エメリッヒ。本作は彼の作品のなかでは、ホワイトハウスの損害がもっとも少ない作品です。とは言え全壊をまぬがれたものの、ホワイトハウスが熾烈な戦闘の舞台になることに変わりはありません。

『エンド・オブ・ホワイトハウス』と同じ年に公開され、ホワイトハウスがテロリストに占領されるというプロットの共通点が指摘されますが、本作は裏切りの連続で最後まで予測し難い展開になっています。

戦場で下院議長の甥を助けた元軍人のジョン・ケイルは、その縁で今は議会警察官として首都・ワシントンD.C.勤務。彼の娘・エミリーが大統領の大ファンであることから、大統領を警護するシークレット・サービスへの転職を志望しますが拒否されてしまいます。

エミリーを喜ばせようと、彼女を連れてホワイトハウス見学ツアーに参加したジョン。ところがツアーの途中で合衆国議会議事堂が爆破され、ホワイトハウスが謎の武装集団に襲撃されるテロ事件が発生。娘とはぐれたジョンは、銃撃戦を逃れた大統領と合流します。

はたしてジョンは、娘を救出し、アメリカの危機を解決することができるのか。謎の武装集団の真の目的や黒幕の正体は……?

政府の内部に裏切り者が何人もいる、というプロットが興味深いです。トランプ政権から追い出されたりした関係者が、次々に内情暴露をしたトランプ政権4年間の出来事を思い起こすと、派手なアクションの裏にある本作の現実性がわかると思います。

またトランプ大統領の新型コロナウイルス感染で、一躍世界の関心が高まったアメリカ大統領の継承順位。副大統領の次は、原則として下院議長です。本作でも『エンド・オブ・ホワイトハウス』でも、この順番が忠実に反映されており、勉強になります。

『ゾンビランド:ダブルタップ』(2019年)

『ゾンビランド:ダブルタップ』は、2009年に公開されたゾンビ・コメディ『ゾンビランド』の続編になるアクション・アドベンチャー・コメディです。

『ゾンビランド:ダブルタップ』予告編

新型ウィルスの感染拡大で空き家に

2009年に第1作が公開された「ゾンビランド」シリーズの舞台は、狂牛病、狂人病から「狂ゾンビ病」に発達した新型ウイルスが全土に蔓延して「ゾンビランド」となったアメリカ。ここで生き残るために行動を共にすることになった4人の年齢や性格の違う男女の姿が描かれます。

抜群の射撃テクニックと強靭な肉体の持ち主の中年男・タラハシー(ウディ・ハレルソン)、対象的に内向的な大学生・コロンバス(ジェシー・アイゼンバーグ)、詐欺師の姉妹・リトル・ロック(アビゲイル・ブレスリン)とウィチタ(エマ・ストーン)。前作で仲間になった彼らは、空き家になったホワイトハウスで生活を始めました。

ところがある日独立したがるリトル・ロックがヒッピーと駆け落ち。

ショッピングモールで知り合ったマディソンとともにリトル・ロックを追いかけるタラハシー、コロンバスとウィチタ。ヒッピーのコミュニティー・バビロンを目指す旅を通じて彼らの絆はさらに深まっていきます。

監督は第1作に引き続きルーベン・フライシャー。彼は『ヴェノム』(2018年)の監督も務めています。

脚本は、第1作のレット・リースとポール・ワーニックのコンビに、『エクスペンダブルズ』などの脚本を担当したデヴィッド・キャラハムが加わりました。リースとワーニックのコンビは、『G.I.ジョー バック2リベンジ』や「デッドプール」シリーズも手がける、アクションやコメディのベテランです。

トランプ大統領をはじめ、政権関係者が次々と新型コロナウイルスに感染したホワイトハウス。さらなる感染を恐れるスタッフで、ウェストウィングはゴーストタウンの様相を呈したという報道も見られました。映画も真っ青の展開といえましょう。

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世紀の謎 空飛ぶ円盤地球を襲撃す × × × ×
スーパーマンII 冒険篇 × × ×
インデペンデンス・デイ ×
マーズ・アタック! × ×
X-MEN2 × × ×
2012 × ×
G.I.ジョー バック2リベンジ ×
エンド・オブ・ホワイトハウス ×
ホワイトハウス・ダウン × ×
ゾンビランド:ダブルタップ × ×

○=定額見放題、△=レンタルまたは購入、×=視聴不可。※情報は作成日時点のものです。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。

エメリッヒ監督はホワイトハウスがキライ?

この記事で紹介した7つの映画のうち、3本が「ハリウッドの破壊王」・ローランド・エメリッヒ監督の作品です。彼はアメリカの大統領やホワイトハウスがキライなのではないかという疑問さえ浮かんできます。

しかし、スケールの大きなパニック映画で有名なエメリッヒ監督。『パトリオット』や『ミッドウェイ』のように、危機に直面するアメリカを主題にした作品が多い監督です。彼の作品のなかでアメリカの象徴であるホワイトハウスが何度も壊されるのも不思議ではありません。

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