ワイルドスピードはどの順番で観る?

2023年3月2日木曜日

ワイルド・スピード

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『ワイルド・スピード ICE BREAK』(画像:東急レクリエーション提供資料より)


この記事では、ノンストップ・カーアクションで人気の「ワイルド・スピード」シリーズの全作品を、スピンオフも含めて紹介します。さらにオススメの見る順番も解説。新作公開前や、一気観をするときにぜひ参考にしてください。

20年にわたる「ワイルド・スピード」シリーズの歴史を振り返る

2001年の第1作公開から、ノンストップ・カーアクションで圧倒的な人気の「ワイルド・スピード」シリーズ。

最初はよい意味でB級映画の雰囲気のある作品が続きましたが、次第にスケールの大きなカーアクション映画に成長しました。

この記事では、20年にわたる「ワイルド・スピード」シリーズの全作品を、スピンオフも含めて紹介します。

新作公開前や、一気観をするときにぜひ参考にしてください。

『ワイルド・スピード』 (2001年)

ストリート・レースがすべての始まりだった!



シリーズ第1弾の舞台はロサンゼルス。ストリート・レーサーのドミニク・トレット(ヴィン・ディーゼル)率いる強盗団がトラックを襲撃する事件が続発。捜査に乗り出したロス市警は、警官のブライアン・オコナー(ポール・ウォーカー)を、ドミニクのストリート・レースに潜入させました……。

シリーズの軸となる、ドミニク(愛称・ドム)とブライアンの間に立場の違いを超えて、次第に友情が生まれていく過程が描かれます。ドミニクと幼なじみ・レティ(ミシェル・ロドリゲス)、ブライアントとドムの妹・ミア(ジョーダナ・ブリュースター)の恋愛模様も見逃せません。

監督のロブ・コーエンは、1998年に『Vibe』誌に掲載された、ニューヨーク市内の違法ストリート・レース・サーキットの記事から着想を得たそうです。

街なかでのストリート・レースという主題が若い観客に受け、3,800万ドルの製作費に対して興行収入世界合計約2億0,728万ドルというヒット作になりました。

この成功を受けて続編がすぐに計画されたのですが、B級映画のシリーズにありがちな、タイトルは同じでも、ストーリーやキャラクターに一貫性のない作品が2本続くことになります。

『ワイルド・スピードX2』(2003年)

マイアミで麻薬組織に潜入するブライアン!



舞台をマイアミに移した本作はブライアンが主人公で、ドミニクは登場しません。

前作でドミニクの逃亡に目をつぶってロス市警をやめたブライアン。彼は各地を転々として流れ着いたマイアミで、友人・テズが主催する違法レースに連勝し、すっかり有名になっていました。

ある日、違法レースの直後に身柄を拘束されたブライアンは、FBIから犯罪歴を帳消しにする代わりに、麻薬組織の潜入捜査に協力する話しを持ちかけられます。

自分でパートナーを選ぶことを条件にこの話を引き受けたブライアンは、仮出所中の幼なじみ・ローマン・ピアスを相棒にします。最初は嫌がっていたローマンですが、FBIから支給された高級車を見てすっかりやる気に。捜査の過程でブライアンとの絆も強固なものとなっていくのでした。

本作の女性陣は、FBIの潜入捜査官・モニカ・フェンテスに扮したエヴァ・メンデスと、女性レーサー・スーキー役のデボン・青木と、これまた豪華です。

一方、本作で登場するブライアンの友人・ローマンとテズの2人は、この後、シリーズの常連キャラクターとなります。

本作の監督は、第1作を観て感銘を受けたジョン・シングルトンが引き受けました。

前作でドミニク役のディーゼルは脚本が気に入らなかったことから、『リディック』(2004年)を優先して本作への出演を断りました。この決断についてディーゼルは2014年に、「(第2作目の)長期的可能性を信じてもう少し我慢してもよかったかもしれない」と語っています。

『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)

ドミニクもブライアンも登場しない、シリーズ異色作



舞台をアメリカから日本に移し、主人公をアリゾナの高校生に変えた本作は、時系列では『EURO MISSION』の後、6番目にあたります。

アリゾナに住むストリート・レース好きの高校生・ショーン(ルーカス・ボズウェル)は、ある日女子高生の気を引こうと無茶なレースで大事故を起こしました。母親にも愛想をつかされた彼は、少年院送りを逃れるために、父親の住む東京へ移り住みます。

東京の高校に転校したショーン。彼は同じ学校に通うアメリカ人の高校生・トゥインキー (バウ・ワウ)に誘われて訪れた、立体駐車場でのドリフトバトルに早速挑戦して惨敗。しかし東京でクラブとガレージを経営する、ドミニクの「ファミリー」の1人・ハン(サン・カン)がショーンを気に入り、彼にドリフトの技術を伝授します。

しかしハンが暴力団の組長カマタ(千葉真一)の資金を着服していたことから、ショーンも命を狙われることになり……。

これまでの作品と同じく、迫力満点のストリート・レースが本作の最大の魅力。加えて千葉真一を始めとする日本側の豪華キャストや、バウ・ワウやサン・カンといった個性的な脇役も見どころと言えます。

監督には、第1作公開時にはまだ映画学校の学生であったジャスティン・リンが抜擢されました。プロデューサーから好きなように作品を発展させることを許された同監督。「アクションとスピードが大好きな観客に何か新しいものをもたらすことで全く新しい1章を創作する」ことに、本当に胸が高鳴ったそうです。

シリーズに新しい可能性をもたらしたリン監督は、本作から『SKY MISSION』までの4本と、『ジェットブレイク』のメガホンをとっています。シリーズ後半のスタイルは、リン監督の手によって作り出されたと言っても過言ではありません。

『ワイルド・スピード MAX』(2009年)

ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーのコンビが復活!



シリーズ第1作のメインキャスト、ヴィン・ディーゼルとポール・ウォーカーたちが復帰した本作から『EURO MISSION』までは、時系列的には『X2』と『X3 TOKYO DRIFT』の間の設定になっています。

一方、本作以降ストリート・レースの要素は徐々に少なくなって、カーアクションに重点が置かれるようになります。

アメリカからドミニカ共和国へ逃亡したドミニクは、恋人のレティたちと新しいチームを編成してガソリン運送トラックの強奪をしていました。しかし警察の追跡が近づいているのを察したドミニクは自ら行方をくらましてチームを解散、彼の片腕・ハンは東京へと向かいます。

その3ヶ月後、パナマ・シティで暮らすドミニクは、ミアから「レティが殺された」と電話で伝えられます。アメリカに密かに戻ったドミニクがレティの葬式を遠くから見守っていると、そこにはFBIの捜査官になったブライアンの姿も……。やがてドミニクとブライアンは、メキシコの麻薬王・ブラガという同じ敵を追っていることが明らかになっていくのでした。

監督は前作と同じジャスティン・リン。主演コンビの復活で事実上第1作の真の続編とも言える本作は、世界合計の興行収入約3億6,300万ドルの大ヒットとなりました。

女性陣では、ブラガの片腕・ジゼル・ヤシャール(『ワンダーウーマン』のガル・ガドット)に注目。スタイル抜群でアクションもこなす彼女はドミニクに命を救われたことから、次作以降は彼の「ファミリー」に加わります。

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抜群のスタイルと男顔負けのアクションで「ワイルド・スピード」シリーズの人気女性キャラクターとなったジゼル。ここではジゼル役を演じる女優や声優、登場する作品、死亡シーンや復活の可能性、乗っているバイクや車などについて解説します。


【ネタバレ】

最後のシーンは、次作『MEGA MAX』に直接つながる伏線になっています。

『ワイルド・スピードMEGA MAX』(2011年)

2016年「最もセクシーな男」・ドウェイン・ジョンソンがシリーズ初登場!



前作で麻薬組織の摘発に貢献したドミニクですが、ブライアンの尽力もむなしく、裁判で懲役25年の刑を科されてしまいました。しかしブライアンとミアたちが護送中のドミニクを救出、彼らはブラジルに逃亡します。

リオデジャネイロで昔の仲間を集めたドミニクは、表の顔はビジネスマン、裏では麻薬王のエルナン・レイエスの裏金・1億ドルの強奪を計画。一方、アメリカからは外交保安局(DSS)の凄腕捜査官ルーク・ホブス(ドウェイン・ジョンソン)がドミニクらを追って乗り込んできます。

リオを舞台にドミニクの「ファミリー」、麻薬組織、DSS三つどもえの追跡戦が始まることに……。

本作では、『X2』で登場したブライアンの友人・ローマンとテズも加わって「ファミリー」がより一層にぎやかになります。

女性陣では、前作からドミニクの仲間になったジゼルの他に、ホブスの片腕となる婦人警官・エレナ(エルサ・パタキー)が注目です。特にエレナは、本作でドミニクと親しくなり、その後の作品でも出番は少ないですが印象的な役割を担います。

監督は前2本と同じ、ジャスティン・リン。迫力満点のカーチェイスがたっぷりと盛り込まれた作品に仕上がりました。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)

戦車、巨大輸送機まで登場する桁外れのカーアクション!



ブラジルで一山当てたドミニクたちは、犯罪から足を洗って世界中に移住し、悠々自適の日々を送っていました。

一方、モスクワでは元イギリス特殊部隊SAS隊員オーウェン・ショウ(ルーク・エヴァンズ)率いる傭兵集団が、ロシア軍から人工衛星の部品を強奪する事件が発生。捜査に乗り出したアメリカ外交保安局(DSS)捜査官・ホブスは、ドミニクたちに協力を求めます。

最初は協力を渋っていたドミニク。しかし死んだはずの恋人・レティがショウの組織の一員であることを知り、自分と仲間の罪を帳消しにすることを条件に協力を承諾。仲間を集めてショウのアジトのあるロンドンに乗り込んでいきます。

監督と脚本は、『X3 TOKYO DRIFT』以来安定したコンビのジャスティン・リンとクリス・モーガンです。

イギリスやヨーロッパを舞台にした本作は、これまでにないスパイ・アクションの要素も加わりました。トレードマークのカーアクションも、戦車に加えて巨大輸送機・An-124まで登場するスケールの大きさ。

女性陣では、記憶を失ったドミニクの恋人・レティを演じるミシェル・ロドリゲスが、数々のアクション・シーンで完全に復帰しています。

【ネタバレ】

エンドクレジットで、東京に移り住んだハンが渋谷で大事故を起こす『X3 TOKYO DRIFT』のシーンが挿入されます。事故を起こした車から降りてきたジェイソン・ステイサム演じる謎の男が、ドミニクに電話で、「ドミニク・トレット。お前は俺が誰だか知らないだろう。すぐにわかるよ」と告げます。このセリフの意味は、次作『SKY MISSION』の序盤で明らかになることに……。

『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)

車ごとスカイダイビング!



本作は時系列では、『X3 TOKYO DRIFT』の直後にあたる作品です。『EURO MISSION』のエンドクレジットでカメオ出演したジェイソン・ステイサム演じる謎の男は、実は『EURO MISSION』の悪役・オーウェン・ショウの兄・デッカードでした。

前作でドミニクたちに追い詰められて意識不明の重傷を負った弟・オーウェンの復讐を誓ったデッカード。数年後、DSS本部に忍び込みホブスに重傷を負わせて、ドミニクたちの居場所を突き止めます。やがてドミニク、ブライアン、ミアたちの住む家で小包爆弾が爆発するのと同じ時間に、東京ではハンの車が事故で大破。

東京からハンの遺品を持ち帰り、ロサンゼルスで葬式を行ったドミニクは、葬式に現れた怪しげな車を追い詰め、デッカードと対峙します。デッカードに殺されそうになったドミニクですが、「ミスター・ノーバディ」と名乗る男(カート・ラッセル)率いる特殊部隊が間一髪で救出。実は「ミスター・ノーバディ」はアメリカ政府の秘密組織のリーダーで、監視プログラム「ゴッド・アイ」の奪回と引き換えに、ドミニクがデッカードを倒すことに協力すると申し出ます。

前作でパワーアップしたカーアクションですが、本作ではドローンやステルスヘリに加えて、車のスカイダイブといった奇抜なシーンなど、「空」の要素が加わりました。さらにスパイ・アクションの色彩も強くなり、派手な銃撃戦もふんだんにあります。

女性陣では、前作で完全復活したレティの活躍や、本作からファミリーに加わったスタイル抜群の美人ハッカー・ラムジー(ナタリー・エマニュエル)が注目です。

監督は、スケジュールの都合でジャスティン・リンが断ったため、「ソウ」シリーズなどで知られるジェームズ・ワンが引き受けることに。全世界興行収入は15億ドルを超え、シリーズ作品中最高を記録する大成功を収めました。

最後に本作は、ブライアン役のボール・ウォーカーが撮影途中に交通事故で亡くなったため、終わりに「For Paul(ポールに捧ぐ)」とのメッセージが添えられています。劇中では、ブライアンは家族のために引退したという扱いです。

『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017年)

原子力潜水艦とカーチェイス!



前作で記憶がよみがえったレティとドミニクのカップルは、キューバ・ハバナでバカンスを楽しんでいました。地元レーサー・ラルドとのストリート・レースに勝って彼のリスペクトを得たドミニク。しかし数日後、「サイファー」と名乗る美人サイバーテロリスト(シャーリーズ・セロン)からある写真を見せられ、表情が暗く一転します。

その直後、ドミニクは大量破壊兵器の電磁パルス砲を奪ってサイファーのもとへ逃走。この危機的状況の解決に乗り出したのが前作でも登場したミスター・ノーバディ。彼の組織力で、レティらの「ファミリー」やDSS捜査官・ホブスに、前作の悪役・デッカードまで加わって、ドミニクを操るサイファーへの反撃に出ます。

いつも個性的な脇役陣が魅力の「ワイルド・スピード」シリーズ。本作ではホッブスとデッカードの2人が、最初はいがみ合っていたものの、やがて心を通わせるようになっていく姿が、特に好感が持てます。

女性陣では、なんと言ってもシャーリーズ・セロン演ずる、終始ほとんど抑揚のない声でしゃべるサイファーが迫力満点です。一方、一時期ドミニクと恋仲だったものの、レティのために身を引いた婦人警官・エレナ(エルサ・パタキー)の身には思わぬ悲劇が……。

毎回、荒唐無稽なアイデアで観客の目を奪うカーアクションですが、本作では巨大原子力潜水艦まで登場します。

本作は、メイン・シリーズ最終章となることが予定されている3部作の第1部にあたり、今後サイファーたちとどのような戦いが展開されるのか、興味津々です。

ちなみに本作の監督はF・ゲイリー・グレイが、脚本は本シリーズ常連のクリス・モーガンが務めました。

『ワイルド・スピード ICE BREAK』にブライアンは登場するの?【ネタバレ】

悪の道に走ったドミニクを止めることができるのは、長年の親友であるブライアンしかいない、とは誰でも思うことです。しかし、ブライアンを演じたポール・ウォーカーは2013年11月に交通事故で亡くなっており、復活させることはできません。

本作では、ドミニクがサイファーの手先になったことについて、彼の「ファミリー」が集まって途方に暮れていると、ブライアンの幼なじみであったローマンが、「ブライアンを呼び戻そう」と提案するシーンがあります。

これに対して、レティは、ブライアンとミアを二度と仕事に巻き込まないと約束している、と言って、きっぱりと断ります。

しかし、本作の最後で別の「ブライアン」が登場。彼の名前が生き続けるというメッセージとも取れる、希望に満ちた終わり方です。

『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』(2021年公開予定)

『X3 TOKYO DRIFT』で死んだはずのハン、まさかの復活?



当初2020年4月に公開が予定されていたものの、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響で2021年に公開が延期されたシリーズ第9作目。

本作の監督には、シリーズ常連のジャスティン・リンが復帰しました。

前作の5年後に設定され、今度はドミニクの実弟・ジェイコブ(ジョン・シナ)がサイファーの手先となって、ドミニクと「ファミリー」に戦いを挑んできます。

本作では、『X3 TOKYO DRIFT』からショーン(ルーカス・ブラック)やトゥインキー (バウ・ワウ)に加え、同作で死んだはずのハン(サン・カン)も復活して登場するそうです。

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『ワイルド・スピードMAX』で初登場以来、3本の作品で活躍したパワフルな美女・ジゼル(『ワンダーウーマン』のガル・ガドット)。2021年公開予定の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』で彼女が復活するのではないか、という説は跡を絶ちません。この記事では、ジゼルが復活しても不思議でない3つの理由を紹


メイン・シリーズ第10作(公開スケジュール未定)

シリーズ最終章第3部、2部に分けられる?

シリーズ最終章となる予定の本作については、まだあまり情報がありません。ジャスティン・リンがメガホンを取るのではないかと噂されています。

しかしながら新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響で、撮影も延期されています。2020年4月に、ジョン・シナのスタントマン・スペンサー・トーマスが語ったところでは、製作は2020年9月に再開され、2021年一杯かかるとの見通しだそうです。

さらにトーマスは、最終章は2つのパートに分けられるとも述べていますが、このことに関しては主演のヴィン・ディーゼルやユニバーサル・スタジオは沈黙を守っています。

スピンオフ:『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019年)

ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのスーパーコンビ



「ワイルド・スピード」シリーズは2009年以来、2年に1本のペースで製作されていました。『ICE BREAK』の次に製作されたのが、同シリーズ初のスピンオフ作品となる本作です。

主役は、『ICE BREAK』でよいコンビの可能性を垣間見ることのできたルーク・ホブスとデッカード・ショウ。イギリス諜報機関・MI6の女性エージェント捜索を皮切りに、対象的な性格の2人の男が力を合わせて強敵に立ち向かっていく姿が描かれます。

監督は『デッドプール2』などのデビッド・リーチが務めました。

「ワイルド・スピード」シリーズを鑑賞する順番は?

「ワイルド・スピード」シリーズの時系列は、第4作目『MAX』から第6作目『EURO MISSION』までが、第3作目『X3 TOKYO DRIFT』の前になるという不規則な形になっています。

このため一気観するときは、公開順に観ても、時系列順に観ても、どちらでも楽しめるように伏線が貼られるストーリー展開になっています。

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ワイルド・スピード (吹替版)


ワイルド・スピードX2 (吹替版)


ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT (吹替版)


ワイルド・スピード MAX (吹替版)


ワイルド・スピード MEGA MAX (吹替版)


ワイルド・スピード EURO MISSION (吹替版)


ワイルド・スピード - スカイミッション (吹替版)


ワイルド・スピード ICE BREAK(吹替版)


ワイルド・スピード/スーパーコンボ (吹替版)

時系列順に鑑賞するときの順番

時系列順に観るときの順番は以下の通りです。

1『ワイルド・スピード』(2001年)
2『ワイルド・スピードX2』(2003年)
3『ワイルド・スピード MAX』(2009年)
4『ワイルド・スピードMEGA MAX』(2011年)
5『ワイルド・スピード EURO MISSION』(2013年)
6『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』(2006年)
7『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015年)
8『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2017年)

次に「ワイルド・スピード」シリーズをまとめて鑑賞するときのポイントを解説していきます。

鑑賞のポイント1:最初に『ワイルド・スピード』と『ワイルド・スピードX2』の2本は必見!

最初の2本は、シリーズの主要登場人物の背景が紹介されるため、抜かすことはできません。

第1作では、ドミニクがなぜストリート・レーサーになったのか、彼とレティの関係といった過去が明らかにされます。

さらにブライアンとミアの愛の始まりも必見です。

一方、『X2』では、ブライアンの友人で、ドミニクの「ファミリー」の重要なメンバーになるローマンとテズの2人が登場します。

鑑賞のポイント2:ヴィン・ディーゼルが好きな人は『MAX』から先に鑑賞しよう!

公開順では、第3作目は『X3 TOKYO DRIFT』ですが、時系列順では『X2』の次は『MAX』になります。ここでどちらを先に観るか悩むところです。

第1作の主人公・ドミニク(ヴィン・ディーゼル)とブライアン(ポール・ウォーカー)のコンビが気に入った方は、『MAX』を先に観ることをオススメします。

時系列からも、『X3 TOKYO DRIFT』は後から観たほうが分かりやすいです。

鑑賞のポイント3:『MAX』、『MEGA MAX』、『EURO MISSION』をまとめて鑑賞しよう!

『X3 TOKYO DRIFT』を抜かして『MAX』を観た場合、続けて『MEGA MAX』と『EURO MISSION』もまとめて観ることをオススメします。

この3本のストーリーは、ドミニクの幼なじみで恋人・妻であるレティを軸にして結び付けられているからです。

『X3 TOKYO DRIFT』で登場するハンのキャラクターも、この3作でより明らかになり、元モサドの美人エージェント・ジゼルといい仲になります。

鑑賞のポイント4:豪快なアクションが好きな人は『SKY MISSION』を鑑賞しよう!

時系列順では、『EURO MISSION』の次に『X3 TOKYO DRIFT』を観るのが自然です。

しかしながら、これまでの豪快なアクションが気に入った方には、あえて『X3 TOKYO DRIFT』を抜かして、『SKY MISSION』を観ることをオススメします。

『EURO MISSION』の終わりと『SKY MISSION』の序盤は、『X3 TOKYO DRIFT』を観なくてもストーリーの繋がりが理解できるように作られているからです。

鑑賞のポイント5:『ICE BREAK』、『X3 TOKYO DRIFT』、『スーパーコンボ』は好みに合わせて最後に観よう!

『SKY MISSION』でメイン・シリーズのストーリーは一段落つきます。

シリーズ第8作目『ICE BREAK』からシリーズ第10作までの3本は3部構成です。

このため『ICE BREAK』は、『ジェットブレイク』の公開直前に鑑賞すると、新しい3部作の始まりにふさわしいと思います。

その前に、これまで『X3 TOKYO DRIFT』を観ていなかった人は、ここで遅れを取り戻しましょう。

またドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのコンビが観たい人はスピンオフ・『スーパーコンボ』も必見です。

「ワイルド・スピード」シリーズの将来は?

メイン・シリーズ第9作目になる『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の公開は、当初2020年春が予定されていました。

しかし新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的な感染拡大の影響のため、『ジェットブレイク』の公開は2021年5月に延期になりました。

このため2021年に予定されていたメイン・シリーズ第10作の公開も、延期されることが決まっています。

何回観ても楽しめる「ワイルド・スピード」シリーズ

この記事では、20年にわたる「ワイルド・スピード」シリーズの全作品を、スピンオフも含めて紹介しました。

同シリーズは、まずアクション映画としては、作品ごとに工夫を凝らした迫力満点のカーチェイスシーンが、どれも甲乙つけがたい素晴らしい仕上がりです。

さらに、回を追うに従って主要登場人物の個性やつながりも細かく描かれるなど、魅力あるプロットも見逃せません。

このため、「ワイルド・スピード」シリーズは繰り返し観ても、絶対に飽きることはないと思います。

これからもスピンオフも含めて新作が次々と製作され、ボンド映画のような長寿シリーズになるか、大いに期待されるところです。

参考リンク


ワイルド・スピード - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピードX2 - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード MAX - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード MEGA MAX - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード EURO MISSION - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード SKY MISSION - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード ICE BREAK - Wikipedia (英語)
ワイルド・スピード/ジェットブレイク - Wikipedia (英語)
Fast & Furious 10
ワイルド・スピード/スーパーコンボ

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