スリラーとほとんど同じ
サスペンスとスリラーの間には比較的明確な区別が存在しますが、実際にはジャンルとしてのサスペンス映画は「スリラー」と同じ意味で使われます。
英語では映画のジャンルとしてはthrillerを使うことが多いです。
他のジャンルとの関係
近年の映画は、さまざまなジャンルでサスペンスの要素をたくみに取り入れる作品が増えてきました。
サスペンスは、「ミステリー」や「ホラー」と重なる要素を多く含んでおり、「ミステリー・サスペンス」、「サスペンス・ホラー」のような呼び方も存在します。
他のジャンルと融合した例
たとえば警察と組織犯罪の裏切り者の心理を描いた『インファナル・アフェア』(2002年)は、サイコスリラーとサスペンスが融合した良い例です。
深い霧に包まれた街で次々に起きる怪奇現象に住民がパニックに陥る『ミスト』(2007年)は、SFホラーですがサスペンス映画ともいえます。
『カオス』(2005年)のようにアクションでサスペンスを盛り上げる例もあります。
以下の記事では、2010年以降公開のさまざまなジャンルの映画からサスペンス性の強い作品を紹介しました。
近年のサスペンス映画は、サイコスリラー、SF、ホラー、アクションといったジャンルとの融合が進んできました。この記事では2010年以降公開のさまざまなジャンルの映画からサスペンス性の強い作品を紹介します。
代表的作品
「サスペンス」映画の代表的な作品は、『ブラック・スワン』(2010年)、『羊たちの沈黙』(1991年)、『セブン』(1995年)です。
→映画用語集へ戻る
→映画のジャンル一覧へ戻る