英語学習に映画がオススメな理由
映画を使って英語を勉強する大きなメリットは、楽しく学べるためモチベーションを維持しやすい、ということです。
映画を使った英語学習は、リスニング力の向上に最も効果を発揮します。特に自然な発音とスピードに触れることができます。さらに気に入ったセリフを暗記して会話に応用できれば、スピーキング力も鍛えられます。
一方、複雑な文章の読み書きの勉強には、映画はあまり向いていません。
英語を勉強するための映画の選び方
次にどのような映画がオススメであるかですが、これは気に入った映画、「もう一度最初から見たい」と思う映画を選べばよいです。
映画のジャンルや英語のレベルは、特に気にする必要はありません。なぜなら、実際に英語の勉強のために何度も観る箇所は、ひとつの映画のなかで2~3シーンで十分だからです。
このためSF映画やアクション映画でも日常会話は学べます。要は感情移入ができるかどうかです。
具体的に行きたい国が決まっているひとは、その場所を舞台にした映画を観ることで、その地域特有の言い回しを勉強することもできます。
映画を使った英語の勉強法:初級者向け
ここからは、初級者向けに映画を使った具体的な英語の勉強法を解説します。
この学習法は好きな映画から選んだ会話シーンを書き取り、暗記するという簡単なものです。
1日15分位ずつ、1週間で1本の映画を勉強していきます。
まず週末に勉強に使おうと思う映画を通して見てしまいましょう。作品が気に入ったら、原語音声が英語で、なおかつ英語字幕があるかを確認します。この条件を満たしていれば、次の日から勉強を始められます。
英語字幕を見ながら自分の勉強に使うシーンを探す
最初に、英語字幕を見ながら英語音声でもう1回映画を見ます。このとき早送りで勉強に使えそうなシーンを特にチェックします。そのなかで聞き取りにくい部分が多かったシーンを2~3箇所ピックアップしておきます。会話の長さは15~30秒ずつで十分です。
聞き取りづらい箇所を書き取ってみる
次にピックアップした箇所のセリフを、字幕を見ないで書き取ってみます。一時停止と再生を交互に3回繰り返して聞いて書き取った結果を、英語字幕と照らし合わせて答え合わせをしましょう。このときにわからない表現があったら、辞書やインターネットで調べます。
この書き取りとチェックを繰り返して正解率が70~80%を超えたと思ったら、次の段階に進みます。
書き取ったセリフを暗記する
ここでは書き取った英語のセリフを丸暗記します。俳優になったつもりで、映画と一緒にしゃべってみましょう。パートナーがいるならばセリフを渡して会話の相手になってもらい、チェックしてもらうのもよいです。
まとめ
この記事では、初心者向けに映画を使って英語を勉強する方法を解説しました。
最後にこの方法で英語を勉強する1週間のスケジュールをまとめておきましょう。
まず土日に映画を見て翌週勉強するシーンを選びます。月曜日から水曜日に15分ずつ書き取りの練習、木曜日と金曜日は書き取ったセリフの暗記という順番にすると効率よく継続できます。
毎日15分ずつでも積み重ねていくと、3カ月目ぐらいから英語の聞き取り能力の向上が実感できると思います。ぜひ一度試してみてください!