【映画用語】アート・シアターとは

2022年7月13日水曜日

映画用語

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Anna Marie・ベルリン・リポート
アート・シアターとは、世間受けを狙わない芸術的・実験的映画や古典的名作など芸術性の高い映画を専門的に上映する映画館です。「アートハウス映画館」とほぼ同じ意味です。 ※この記事は映画用語集の一項目です。

アート・シアターの歴史

アート・シアターは1950年代頃から、アメリカの学生街やニューヨークなど大都市で広まりました。1957年には、オーストリア、ベルギー、イギリス、フランス、ドイツ、スイスの芸術映画専門映画館の代表者が「国際アート・シアター連盟」を結成。これらの映画館はハリウッド映画とは異なる作家性の高い作品や、ヌーヴェル・ヴァーグなどヨーロッパ映画の新しい潮流を普及させることに貢献しています。

日本におけるアート・シアター

こういった動きに触発され、日本でも1961年にアート・シアターの全国チェーンの設立を目指す株式会社日本アート・シアター・ギルド(ATG)が発足。1966年からは独自の作品も製作しています。

日本ではミニシアターや名画座がアート・シアターに近い役割を果たすことが多いです。

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