生い立ち
アジャクの両親はオリンポスに住んでいましたが、アジャクはシベリアの極地のエターナルズに属します。
彼の両親はエターナルズの有力者で、アジャクはセレスティアルズの神官を務めていました。
紀元前2500年頃、アジャクはバビロンでデヴィアンツと戦ったとき人類と初めて遭遇します。紀元前1200年頃、アジャクと彼の弟・アレックスはギリシア人によってそれぞれ大アイアス、少アイアスと呼ばれるようになります。
西暦1000年頃、ラテンアメリカに文明をもたらしたアジャクはアステカ文明の神・ケツァルコアトルとして崇められました。
同じ頃アジャクはセレスティアルズの第3波を迎えるためセレスティアルズと交信する役割を担います。
セレスティアルズが宇宙に去った後、アジャクはセレスティアルズのためにペルーに建設された宇宙神の街で第4波が来るまで長い眠りにつきました。
能力
エターナルズは宇宙の神のような種族であるセレスティアルズによって作り出された超人の種族で、一連の超人的能力を持っています。セレスティアルズとエターナルズの関係についての詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
コミックのアジャクは空を飛ぶ、コズミック光線を発射する、テレパシー、テレポーテーション、物質の変換といったエターナルズの標準能力を持っています。
アジャクの特別な能力はセレスティアルズとテレパシーで交信することです。セレスティアルズが近くにいる場合には、アジャクは特別な装置無しで直接セレスティアルズと交信できます。
有名なエピソード
デミアン博士に操られて自爆
デヴィアンツに娘・マーゴを殺されたことを逆恨みしたデミアン博士は、アジャクをモンスターに変えてエターナルのセナの子どもを殺させようとします。
結局デミアン博士の陰謀は暴露されアジャクは元の姿に戻ったものの、アジャクはセナの子どもの代わりに何人ものティーンエージャーを殺していたことを知りました。
怒り狂ったアジャクはデミアン博士を道連れに自爆してしまいます。
マッカリとの確執
その後エターナルズを復活させる装置で生き返ったアジャクですが、ドリーミング・セレスティアルが交信する相手にマッカリを選んだことでプライドを傷つけられます。
アジャクはギルガメッシュにマッカリがデヴィアンツであると思い込ませてマッカリを殺させます。その後アジャクはマッカリと親しかったセルシにマッカリを殺したのはドルイグたちであると嘘をつきました。
イカリス派とドルイグ派に分かれたエターナルズの内紛をよそ目にアジャクはドリーミング・セレスティアルの監視を続けるのでした。
MCUのアジャク役はサルマ・ハエック
この記事ではマーベルの『エターナルズ』のメンバー・アジャクの生い立ち、能力、有名なエピソードを原作コミックから紹介しました。
最後にMCU映画『エターナルズ』でアジャク役を演じる女優を簡単に紹介しておきます。
原作コミックのアジャクは一貫して男性ですが、MCUでは女性に変わりました。
コミックのアジャクがラテンアメリカと関係が深いことからMCUでアジャク役を演じる女優にはメキシコ出身のサルマ・ハエックが選ばれています。
1966年生まれのハエックはロバート・ロドリゲス監督作品『デスペラード』(1995年)のヒロイン役でブレイク、アメリカで活躍するようになりました。
2002年に公開された伝記映画『フリーダ』でフリーダ・カーロ役を演じ、アカデミー主演女優賞にノミネートされています。
50歳を過ぎてもライアン・レイノルズの「ヒットマンズ・ボディガード」シリーズのソニア・キンケイド役などで見事なアクション・シーンをこなすハエック。
リドリー・スコット監督作『ハウス・オブ・グッチ』では霊能力者・ジュゼッピーナ“ピナ”・アウリエンマ役を演じています。