MCU映画『エターナルズ』のユニバースにスーパーマンが存在する?
マーベルのエターナルズは7000年前に人類を守るためセレスティアルズによって地球に送られてきた超人たちです。MCU映画『エターナルズ』は『アベンジャーズ/エンドゲーム』の直後。「エマージェンス」と言われる人類存亡の危機にエターナルズたちが協力して立ち向かう物語です。
映画『エターナルズ』のネタバレも含めたあらすじの詳しい解説は以下の記事をご覧ください。
イカリスなどMCUのエターナルズのメンバーの能力や性格については以下の記事にまとめています。
この映画の1シーンで、この映画のユニバースにスーパーマンが存在する可能性が示唆されています。
問題となっているのはYouTubeのMovieclips Trailersで見られる動画。42秒目付近でエターナルズのファストスの息子が、同じくエターナルズのイカリスを指して、「パパ、スーパーマンだ!」と叫ぶ場面です。
動画を再生するには2回クリックしてください。
イカリスとスーパーマンの共通点
イカリスとスーパーマンは空を飛び、目からレーザー光線を発射する点が共通です。原作コミックのイカリスは最初金髪でしたが、映画『エターナルズ』では黒髪になったので、ますますスーパーマンに似てきました。
このためマーベル・スタジオはDCコミックスの代表的ヒーローであるスーパーマンとイカリスが混同されないよう注意を払ってきました。イカリスは「俺はマントを着てないぞ」と違いを強調しています。
しかし、この場面はイカリスがスーパーマンとは違うことを強調すると同時に、ファンの間でさまざまな議論を起こさせる目的もあると思われます。
神聖時間軸でスーパーマンに言及したことがポイント
このセリフの重要なポイントはスーパーマンがMCUのなかに存在することを認めたことです。
ここで言及されたスーパーマンが架空のキャラクターなのか、本当に存在するのかは映画を見て解釈がわかれることでしょう。
しかし、映画『エターナルズ』は『ホワット・イフ』のような別のユニバースではなく、神聖時間軸の出来事。そのなかでスーパーマンの存在に触れたことが重要です。
『ホワット・イフ』シーズン1第8話ではスター・ウォーズのダース・ヴェイダーとオビ=ワン・ケノービが対決した惑星・ムスタファーと見られる場面があって話題となりました。これはMCUとスター・ウォーズの双方がディズニーの傘下にあるため容易なことです。
しかし、マーベルとDCのクロスオーバーはコミックの世界ではすでに見られたものの、実写映画ではさまざまな権利の関係から難しいとされています。
ですが、映画でも両者のクロスオーバーが実現するとすれば、そのための布石は映画『エターナルズ』で打たれたと言ってよいと思います。