【日本でリメイク製作】映画「キューブ」シリーズをまとめてネタバレ解説!

2021年9月28日火曜日

SF ホラー 映画

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映画「キューブ」シリーズ、ポスター
この記事ではSFホラー映画「キューブ」シリーズについて、日本のリメイクも含めてネタバレ解説。あわせて映画「キューブ」シリーズを自宅で鑑賞する方法も紹介します。

映画「キューブ」シリーズとは

「キューブ」は1997年に第1作目が公開されたSFホラー映画のシリーズです。2021年10月に公開される日本のリメイクを含めてこれまで合計4本の映画が製作されています。

すべての作品に共通する設定は、多数の立方体の小部屋で構成される、殺人トラップ(罠)が張り巡らされた謎のダンジョン・「キューブ」から脱出しようとする男女の姿を描くということです。

立方体の小部屋の各面には扉がつけられており、隣の立方体の部屋に移動できます。小部屋の外見はほとんど同じで、壁の照明の色や明るさが違うだけです。

いくつかの部屋は無害ですが、部屋のなかにはセンサーでスイッチが入る火炎放射器やワイヤーナイフといったブービートラップが隠されている場合があります。キューブの仕掛けについての詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

この記事では映画『キューブ(CUBE)』(1997年)の死の迷宮キューブの仕組みをくわしくネタバレ解説します。映画『キューブ(CUBE)』の結末のネタバレも含みますので未鑑賞の方はご注意ください。

誰がどのような目的でこのような恐ろしい施設を作ったのかはシリーズを通じて謎に包まれています。キューブが建設された目的やその黒幕については以下の記事で考察しました。

この記事ではSFホラー映画「キューブ」シリーズに登場する死のダンジョン「キューブ」の目的と黒幕についてネタバレ考察します。

このキューブに閉じ込められる男女は、互いに見知らぬ人たちで、なぜどのようにしてキューブに連れてこられたのかもわかりません。彼らは脱出するために力を合わせねばなりませんが、仲間内で対立することもあります。

さまざまな背景を持つ登場人物たちが展開する群集劇も映画「キューブ」シリーズの見どころのひとつになっています。

正式なシリーズ作品は4作品のみ!

「キューブ」シリーズの人気に便乗して似たようなタイトルの作品が出回った時期がかつてありました。

日本でリリースするときのタイトルに「キューブ」という言葉を含ませただけの、まったく原題の異なる無関係の映画が存在するので注意してください。

映画「キューブ」シリーズの正式な作品は以下の4作品のみです。

  • 『キューブ』(1997年)
  • 『キューブ2』(2002年)
  • 『キューブ ゼロ』(2004年)
  • 『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年)

次に映画「キューブ」シリーズの全作品を公開順に紹介します。

『キューブ』(1997年):記念すべき第1作目

映画『キューブ』(1997年)、ポスター
  • 原題:Cube
  • 監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
  • 脚本:ヴィンチェンゾ・ナタリ、グレーム・マンソン、アンドレ・ビジェリク
  • 上映時間:1時間30分
  • 製作国:カナダ

7人の男女が目を覚ますと、彼らは謎の立方体(キューブ)のなかに閉じ込められていました。彼らは年齢や職業もバラバラで、お互い会ったこともありません。

出口を求めてさまよう彼らはやがて多くの部屋に殺人トラップが仕掛けられていることに気づきます。

彼らは協力して出口の近くまでたどり着きますが、それまでに仲間のひとりが正気を失い他の仲間を殺し始めました。キューブから生還できるのは誰か?映画『キューブ』(1997年)の結末までの詳しいあらすじは、以下の記事で解説しています。

この記事では映画『キューブ』(1997年)のあらすじを結末までくわしくネタバレ解説します。

監督・脚本を務めたヴィンチェンゾ・ナタリの長編映画監督デビュー作であるこの映画は、低予算で製作されたにもかかわらず商業的に成功を収めることに。シュールでカフカ的な設定が特に日本とフランスでカルト的人気を集めました。

『キューブ2』(2002年):進化したキューブの恐怖

映画『キューブ2』(2002年)、ポスター
  • 原題:Cube 2: Hypercube
  • 監督:アンジェイ・セクラ
  • 脚本:ショーン・フッド、アーニー・バーバラッシュ、ローレン・マクローリン
  • 上映時間:1時間35分
  • 製作国:カナダ

『キューブ2』は『キューブ』の続編です。この映画と次の第3作目には第1作目の監督・ヴィンチェンゾ・ナタリは一切関与していません。

『キューブ2』の監督は『パルプ・フィクション』(1994年)などの撮影監督として有名なアンジェイ・セクラが務めています。

第2作目ではキューブのデザインが一新されました。第1作目の薄暗い複雑な模様の部屋から、モダンな明るい照明のシンプルな部屋に変わっています。

さらに今回のダンジョンは重力、空間、時間が歪められた4次元キューブ(テッセラクト)。このためトラップも1作目の物理的な攻撃から、抽象的、数学的なものになりました。また第1作目の小部屋はゆっくりと移動しましたが、今回は瞬間的に移動します。

ダンジョンに閉じ込められた囚人たちは、キューブを作った黒幕と何らかの関わりのある人物ばかり。結末ではキューブを建設した企業とその目的が明らかにされます。

『キューブ ゼロ』(2004年):キューブのすべての謎が明かされる?前日譚

映画『キューブ ゼロ』(2004年)、ポスター
  • 原題:Cube Zero
  • 監督:アーニー・バーバラッシュ
  • 脚本:アーニー・バーバラッシュ、WGA
  • 上映時間:1時間37分
  • 製作国:カナダ

『キューブ ゼロ』は第1作目の前日譚。これまでの作品と違い、囚人の視点ばかりでなく、キューブの外からなかを監視するひとたちも描かれます。

ストーリーで特に重要な役割を果たす人物は、キューブを管理する技術者で天才的な頭脳を持つ青年・ウィン。キューブの真実を知った彼が自らの危険もかえりみずキューブに捕らわれた女性・レインズを救出しようとする物語がメインです。

この作品で、キューブの目的は死刑囚や政治犯を抹殺するために政府が建設した牢獄であることが明かされました。

キューブの仕掛けは第1作目に近くなり、小部屋のデザインも第1作目と似ていますが照明が第1作目より暗くなっています。これまでの作品のなかでは視覚効果を最も強調した映画となりました。

『キューブ』(1997年)のカザンのオリジンが明かされる?

『キューブ ゼロ』の結末で、反政府活動家を脱出させたキューブの技術者は罰として脳に手術を施されてキューブのなかに閉じ込められました。彼は手術の結果、知的障害を持つ人物のようになっています。

このため第1作目のカザンも、生まれつき知的障害を持っていたのではなく、キューブの黒幕によって手術されてキューブに閉じ込められた可能性が考えられます。

『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年):日本オリジナルの公式リメイク

映画『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年)、ポスター
  • 監督:清水康彦
  • 脚本:徳尾浩司
  • 上映時間:1時間48分
  • 製作国:日本

映画『CUBE 一度入ったら、最後』は第1作目の公開から24年ぶりに日本で製作されたリメイクです。第1作目の監督・ナタリがクリエイティヴ協力として参加した初の公認リメイク作品となります。

第1作目を思い出させる6人の男女が謎の立方体から脱出を試みる物語、世代間の衝突を重要な軸にしたエモーショナルなストーリー展開です。

キューブのデザインは第1作目をリスペクトしつつ、「シェルピンスキーのカーペット」と呼ばれるフラクタル図形の一種を取り入れた日本独自の要素も見られます。

キューブに閉じ込められる囚人一覧

次にキューブに閉じ込められる囚人や管理者の職業や性別を作品ごとに一覧表で紹介しましょう。さまざまな背景のひとたちが登場する群像劇がキューブの物語を身近に感じさせるのに貢献していることがわかります。

『キューブ』(1997年)

  • カザン:職業不明、『キューブ ゼロ』の結末から元キューブの技術者であった可能性あり、男性
  • デヴィッド・ワース:建築家、男性
  • クエンティン・マクニール:警察官、男性
  • ジョーン・レヴン:学生、女性
  • ヘレン・ハロウェイ博士:開業医、女性
  • レンヌ:犯罪者で脱獄の名人、男性
  • オルダーソン:職業不明、男性

『キューブ2』(2002年)

  • ケイト・フィルモア:心理療法士/軍人、女性
  • サイモン・グレイディ:私立探偵、男性
  • アレクサンドラ・“サーシャ”・トラスク:ハッカー、女性
  • レベッカ・“ベッキー”・ヤング:IZONに勤務する技術者、女性
  • ジュリア・スーウェル:弁護士、女性
  • マックス・ライスラー:コンピュータ・ゲーム・デザイナー、男性
  • ミセス・ペイリー:退職した理論数学者、女性
  • ジェリー・ホワイトホール:技術者、男性
  • トーマス・H.・マグワイア大佐:軍人、男性
  • フィル・ローゼンツヴァイク博士:科学者/著述家(ノーベル賞候補)、男性

『キューブ ゼロ』(2004年)

  • エリック・ウィン:キューブの技術者、男性
  • ドッド:キューブの技術者、男性
  • オーエン:キューブの技術者、男性
  • チックリス:キューブの技術者、男性
  • ジャックス:キューブの管理者、男性
  • カッサンドラ・レインズ:反政府活動家、女性
  • ロバート・P.・ハスケル:軍人、男性
  • マイアーホルト:職業不明、男性
  • ジェリコ:職業不明、女性
  • バルトク:職業不明、男性
  • ライキン:職業不明、男性
  • チャンドラー:職業不明(医療関係者である可能性あり)、女性
  • スミス:職業不明、男性
  • マッコー:職業不明、女性

『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年)

  • 後藤裕一:エンジニア、男性、29歳
  • 甲斐麻子:団体職員、女性、37歳
  • 越智真司:フリーター、男性、31歳
  • 宇野千陽:中学生、男性、13歳
  • 井出寛:整備士、男性、41歳
  • 安東和正:会社役員、男性、61歳

映画「キューブ」シリーズをお家で視聴するには

『キューブ』(1997年)と『キューブ2』(2002年)

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『キューブ ゼロ』(2004年)

『キューブ ゼロ』はこの記事の執筆時点で主要な配信サービスで配信されていません。

このため『キューブ ゼロ』をお家で視聴するにはアマゾンや楽天などでソフトを購入することになります。

『CUBE 一度入ったら、最後』(2021年)

『CUBE 一度入ったら、最後』は2021年10月22日に劇場公開されます。ソフトの発売や配信が開始される日程はこの記事の執筆時点で不明です。

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