『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のあらすじ
危険な仕事から足を洗ったドムは、妻・レティ(ミシェル・ロドリゲス)や息子・ブライアンとともに田舎で平和な日々を送っていました。
そこにテズたち「ファミリー」が新しい任務を持ってやってきます。今回のミッションは、世界中のコンピュータや兵器システムを乗っ取ることができるプロジェクト・エリーズをドムの実弟・ジェイコブ(ジョン・シナ)の手から守ることです。
これまでその存在が知られていなかったドムの弟との戦いのなかで、彼の知られざる過去が明らかにされていきます。
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』のネタバレも含む詳しいあらすじについては、こちらの記事をご覧ください。
この記事は、財経新聞に寄稿した記事を加筆修正したものです。
映画『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』予告編
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『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名言1:Do you hate him enough that it keeps you up at night?
「ジェットブレイク」では前作「ICE BREAK」に登場した美人ヴィラン・サイファー(シャーリーズ・セロン)が戻ってきます!
「ICE BREAK」で人の弱みにつけ込む性格の悪さが印象に残ったサイファー。「ジェトブレイク」でもジェイコブを利用できるかどうか探りを入れるため、上にあげた名言を放ちます。
訳あってドムと仲違いすることになったジェイコブが、ドムのことを夜眠れなくなるほど憎んでいるか、という意味です。
Keep someone up (at night)は「(夜に)人を寝かせない、起こしておく」という意味で頻繁に使用されるイディオムなので、これを機会にぜひ覚えてください。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名言2:We are not normal.
「ファミリー」のひとり・ローマン(タイリース・ギブソン)がこれまでの冒険を振り返って「俺たちは普通でない」と自画自賛する名言。
「ワイルド・スピード」シリーズは特に6作目以降、戦車や潜水艦とのカーチェイスといった荒唐無稽なシーンが目立つようになりました。
このような非現実的なスタントにも生き残るドムの仲間たちは普通の人間ではない、という意味です。
しかし、こういったセリフが何故かピッタリ決まるのも「ワイルド・スピード」シリーズの魅力と言えるかもしれません。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名言3:There’s peace for me in the chaos.
シリーズの主人公であるドムと結婚した幼なじみ・レティの名言。シリーズ1作目から登場する彼女は事故で記憶喪失になったり、ドムが元恋人・エレナとの間に授かった息子の母親になったりと波乱万丈の人生でした。
そんな彼女がドムとの関係を「カオス(混沌)のなかに私の平和がある」と端的に表現したのがこの名言です。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名言4:Say hello to the 2-second car.
「ジェットブレイク」ではタイトルや予告編に見られるように、ロケット自動車が登場します。このセリフは、シリーズ3作目「TOKYO DRIFT」の主人公・ショーンたちが開発したロケット自動車がお披露目されるときの名言です。
Say hello toは「~に挨拶する、よろしくと伝える」という意味から、新しい物や人物を紹介するときにも使われるイディオムです。
『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』の名言5:Some birds can’t be caged.
イギリスのベテラン女優・ヘレン・ミレンが演じるマグダレーン・“クイニー”・ショウにドムが言うセリフ。「カゴから抜け出す鳥もいる」という意味です。
クイニーは2019年に公開された「ワイルド・スピード」シリーズ・スピンオフ作品「スーパーコンボ」の結末で刑務所に入っていました。
「ジェットブレイク」で彼女はロンドンで泥棒生活に戻っており、「スーパーコンボ」の結末で脱獄に成功したことをうかがわせます。
Birdにはイギリス英語のスラングで「若い女性」という意味もあることを考えると、このセリフに込められた意味をより良く理解することができます。