映画の日は日本における映画産業発祥を記念する日
日本映画連合会(現在の日本映画製作者連盟)は、1956年、日本に映画が上陸してから60周年を迎えたことを記念して、12月1日を「日本における映画産業発祥を記念する日」と制定しました。
それ以来、この日には入場料金の割引や関連イベントが行われています。
映画の日はなぜ12月1日なのですか?
映画史家の田中純一郎氏によると、日付の選定にあたって映連から問い合わせがあり、日本で初めて映画が一般公開された日(神戸でキネトスコープが上映された日)が11月25日だと伝えたそうです。
しかし、映連は「25日は中途半端だから12月1日に決めた」と語ったといいます。
一部の資料では、このキネトスコープの上映は11月25日から12月1日まで続いたとも記されています。
映画の日の関連イベント
映画の日の関連イベントとして、映連は、1974年に脚本コンクール「城戸賞」を創設し、それ以降毎年受賞作品を選定しています。
また、全国興行生活衛生同業組合連合会(全興連)は「ゴールデングロス賞」の受賞作品を発表し、映画産業団体連合会(映団連)の中央式典では、映画業界で長年勤続した人や映画産業の発展に貢献した人に対して特別功労章や特別功労大章の表彰が行われています。
映画の日は1日いくらですか? 映画が1,100円で見れる日はいつですか?
「映画の日」の入場料金割引は、1980年代から映団連と全興連の協力によって実施されるようになりました。
また、これとは別に「映画ファン感謝デー」や「映画サービスデー」として、毎月1日に多くの映画館で入場料が割引されるサービスも行われています。
現在では、全国の多くの映画館で毎月1日に入場料金が1,100円に割引されるサービスが定着しています。
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