ベルリンの生活 2019年に変わること

2018年12月30日日曜日

ドイツ ベルリン 生活

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ベルリン、2019年

新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

2019年にドイツの制度で変更のあることについて、ベルリン在住日本人の生活と関係あり そうなことをまとめてみました。

仕事

失業保険

失業保険料が名目収入(Bruttoeinkommen) の3%から2.5%に減額されます。このうち 0.4%ポイントは無期限の減額ですが、0.1%ポイントは2022年末までの期間限定の措置です。

最低賃金

2019年1月1日から最低時給は35セント値上がりして9.19ユーロになります。この規定は、 全業種の全ての労働契約に2019年1月1日から適用されます。

ミニジョブ

ミニジョブとは月額450ユーロ、年額5400ユーロ以下の仕事です。割いて時給の上昇に伴 って、この限度額を超える場合には、労働契約の変更が必要になります。

ミディジョブ

ミニジョブを超える、ミディジョブの上限額が、従来の850ユーロから1300ユーロに拡大されました。

この範囲に収まる仕事をする人は社会保険額が減額されます。

このことでミデ ィジョブに従事する人たちは、フルタイムの年金保険料支払い者と同じ年金が支給されます。

世界女性の日(5月8日)が休日に

5月8日の世界女性の日が、ベルリン市で休日扱いされることが予定されています。予定通りいけば、2019年から実施されるとのことです。

金銭・銀行

新紙幣

2019年5月28日から新しい100ユーロと200ユーロ紙幣が発行されます。

新紙幣には、すでに20ユーロと50ユーロ紙幣に導入されていたポートレート枠が安全対策として追加されました。

また従来の紙幣より小さくなったため、お財布にも入りやすくなりました。今後も従来の紙幣は有効です。

iTANリストが無効に

銀行のオンライン・バンキング・サービスで使用するトランザクション認証番号(TAN)が紙に印刷されたリスト、iTANは2019年9月14日から使えなくなります。

育児・教育

児童手当

児童手当の支給金額が7月1日から子供一人あたり10ユーロ増額されます。第2子までは一人あたり204ユーロ、第3子に210ユーロ、第4子以上は一人あたり235ユーロとなります。

年少扶養控除は4980ユーロに増額されました。

養育費の最低額も1月1日から増額されて月額354ユーロになります。7歳から12歳ま での子供は406ユーロ、13歳から18歳までの子供は476ユーロになります。

通学定期券

2019年8月1日から、ベルリンの全児童生徒の通学定期券は無料になります。これはベルリン市政府が、従来生活保護受給資格のある世帯に限定されていたサービスを拡大したためです。

小学校の給食も全て無料になります。

インクルージョン(包括)教育

障がいのある子供は親権者の許可なく特別支援学級併設校に割り当てられることがなくなりました。

障がいを持った子供も、障がいを持たない子どもたちと一緒に教育を受ける権利が明記されることとなりました。

自動車関連

ディーゼル車

自動車をお持ちの方で、ディーゼルにお乗りの方は、日本人にはもう殆どいらっしゃらないと思いますが、2019年半ばから、排ガス基準ユーロ5以上のディーゼル車はベルリンの一部道路に乗り入れることができなくなります。

欧州連合(EU)共通燃料表示システム発効

ガソリンやディーゼルなどの自動車用燃料の表示が欧州連合(EU)域内で統一化されました。

新しい表示は給油所のスタンドや取扱説明書、新車のガソリンタンクの蓋などに記載されることになります。ガソリンは丸印、ディーゼルは四角、天然ガス等はダイヤモンド型となりました。

ゴミ

ベルリン市清掃局(BSR) ゴミの収集と、道路清掃の料金が値上がりします。

飼い犬

ベルリン市では1月1日から、犬を外で散歩させる場合、リードでつなぐことが義務付けられます。これは2016年に定められた条例が発効するためです。

例外としては森林、公園などで犬を放して良いところとして指定された場所が認められています。

さらに条例の制定された2016年7月22日以前から飼われている犬は、人通りの少ない道路や広場、未使用の土地でリード無しで遊ばせることができます。

これより若い犬でも、飼い主がいわゆる飼育免許を所持している場合、同様にリード無しで散歩させることができます。

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