舞台劇のシーンとのちがい
舞台の脚本の用語にもシーン(場)があります。
場面転換に手間のかかる舞台とちがい、映画は編集で場所や時間を変えられるため、映画のシーンは舞台劇の「場」よりは短いです。
シークエンスとのちがい
映画のシークエンスは、複数のシーンからなる物語の単位です。一本の映画は複数のシークエンスで構成されます。
強盗映画を例にしますと、ストーリー展開によって映画は共犯者を集めるシークエンス、強盗をするシークエンス、逃亡するシークエンスなどにわけられます。
このようにシークエンスもシーンも、映画の構造をわける単位です。舞台の脚本と同じように、映画もアクト(幕)にわけられます。アクトは複数のシークエンスからなり、シークエンスを構成するのが複数のシーンです。
映画でよくあるシーン
映画によく登場する場面はその主題によって、アクションシーン、カーチェイスシーン、クラッシュ・シーン、戦闘シーンなどと呼ばれます。
エンドクレジットの間や後に挿入されるシーンは、それぞれミッドクレジットシーン、ポストクレジットシーンです。
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